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木村カエラ「お湯をそのまま捨てると生態系が崩れる」発言にツッコミ殺到!

木村カエラ 
木村カエラ (C)週刊実話Web

歌手の木村カエラの発言に、ネット上からツッコミが殺到している。

カエラは、FMラジオ・J-WAVEの番組にゲスト出演。パーソナリティーのSHELLYとSDGsについて語り合った。

「ごみ捨てのときにリサイクルできるものは意識してちゃんと分別してる。リサイクルマークがあるかないかは必ずチェックして、簡単に捨てないようにはしてますね」

買い物の際にも、過剰包装やトレーがないスーパーに行って買っていると明かしたカエラは、17あるSDGsの目標の14番目「海の豊かさを守ろう」に話が及ぶと、次のような持論を披露したのだ。

「海とはちょっと違うんだけど、お風呂のお水は冷めてから捨てるようにしていて。お湯をそのまま捨てると、冬ってそのお水を工場できれいにされてもちょっと温かいまま川に流れちゃうんだって」

SHELLYがカエラの知識に感心すると、カエラは自慢げにこう続けた。

「温かい水のまま流れていくと、温かい水で生きやすい生物はそこでどんどん繁殖してしまうけど、温かい水が苦手な冬の生きものはダメになっちゃう。だから生態系が崩れていっちゃうんだって」

カエラが「グッピーとかが川にたくさんいるみたいよ。下水で温かい水が流れるところにずっといるんだって」と続けると、SHELLYは「そうか! 熱帯魚が育っちゃうんだ」と驚いていた。

薄っぺらい知識

ところが、このカエラの発言にネット民が食いついた。

《この人の家は川へ直接流す30年近く前の処理してる田舎なのか、銭湯とかそういうレベルでの巨大な浴場とか工場排水レベルで流してるか、どっちなんだろう?》

《2007年に東京工業大学の研究で、都内の家庭内の下水の温度で東京湾の海水温度が上がるかどうかというデータが出ていた。確か時間帯によって下水の温度が上がるけれど、別に東京湾でグッピーなどの熱帯魚が繁殖するという結果は出ていなかった》

《試しに風呂桶に汲んだお湯を少し放置してみると良い。あっという間に冷めて常温の水になる》

どうやら、カエラの知識は「薄っぺらい」と判定されたようだ。

「東京都では、外気温の影響を受けない地中の下水道管を通って処理場へ流される仕組みです。処理場にたどり着いた汚水も、2~3時間かけてゆっくりと汚れを沈殿させます。その間に水温は下がりますし、そもそも下水管を通るときに水温は15度前後で安定しますので、お湯のまま流しても問題はないとされています」(環境ジャーナリスト)

どこで聞きかじった話か知らないが、下水の仕組みは東京都のHPにも掲載されているので、お湯が冷めるのを待つ間に、一度は目を通すことをお勧めする。

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