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あの大物女優も性的暴行の被害者だった!「性加害」監督が示した日本映画界“枕強要”の実態

(画像)Simikov / shutterstock

「家庭内の性被害」を題材とした映画『蜜月』の榊英雄監督が、複数の女優から「望まぬ性的関係を結ばされた」と告発され、大問題に発展。映画が公開中止に追い込まれた。

榊監督の問題が『週刊文春』のスクープによって暴かれた3月10日に、〝被害者〟の1人であることを実名で公表した石川優実さんは、自身のブログで取材を受けた経緯などを説明。榊監督が「相手の女性から近づいてきて関係を持った」ケースもあると発言していることについて、自分のことだと認め、《芝居を褒められたということは次の作品にも呼んでもらえる可能性は0ではないな、と思いました。だから、LINEや行為そのものを断れなかった部分がありました》と、苦しい胸の内を明かしている。

 

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「石川さんは、グラビアアイドルや女優としての経験を生かしてフェミニスト活動を開始。女性が職場でヒールやパンプスを履くことを強要されることについて問題提起した〝#KuToo運動〟を始めた有名な女性です」(芸能記者)

“枕営業”と呼ばれることも苦痛

『週刊文春』の続報でも実名で証言している石川さんは、榊監督のようなケースを〝枕営業〟と呼ぶことに否定的だ。

《性暴力に地位関係性が絡んでくると、ほぼ100%と言っていいほど「枕営業」って言われるんですよ。営業なんてしてないのに。普通相手から来たものをこっちから営業したなんて言わないよ。でも、主に女側が営業をしかけて、それを断れなかったということにされますよね。そんなの力関係を考えたらどっちが強要できるかなんて一目瞭然なのに》

昨年にはモデルのマリエが、芸能界を引退した島田紳助さんから〝枕〟を強要されたと告白して話題になったばかりだが、こうした被害の訴えは以前から度々、問題視されてきた。

「巨匠・深作欣二監督と長年、愛人関係にあったとされる女優の荻野目慶子さんは、最初は深作監督にレイプされたと言われています」(映画関係者)

石川さんはブログの最後に、こう記している。

《あと、この報道が出てもなお黙ってる邦画関係者はそれでいいのですか?という問いかけで終わります》

ハリウッドでは、大物プロデューサーが同様の事件で逮捕され、収監されている。榊監督の問題も、日本映画界を揺るがすスキャンダルに発展するかもしれない。

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