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弘道会VS山健組 水面下での新たな攻防戦~注目の直参が出所!

弘道会VS山健組 水面下での新たな攻防戦~注目の直参が出所!
(C)週刊実話Web

警察当局も警戒を強めており、六代目山口組直参の逮捕に乗り出した。11月25日、大阪府警が電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で、高野永次幹部(三代目織田組組長=大阪中央)ら5人を逮捕したのだ。

「高野幹部が使用する車両2台を登録する際、知人の名義を借りて虚偽の申請を提出したという内容です。今年8月、車両のナンバーが大阪府外になっていることに警察官が気付き、登録された駐車場を調べるなど内偵を進めていたようです。結果、その駐車場が使用されないまま高野幹部が車両を使っていることが判明し、逮捕に動いたということでした」(全国紙社会部記者)

高野幹部は今年3月、組事務所の開設を巡る大阪府暴排条例違反の容疑でも逮捕されており、府警の思惑がうかがえた。

「分裂直後、大阪府警の突き上げ捜査によって、直参たちが服役を余儀なくされとる。犯罪抑止いうよりも点数稼ぎに思えてならんが、山口組にとって天敵なのは間違いないな」(地元記者)

その大阪府警が、六代目山口組の中核組織である三代目弘道会にも牙を剥き、名古屋市内にある本部に約40人態勢で踏み込んだのだ。

弘道会の湊学・湊興業組長が組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の容疑で逮捕され、11月26日、関係先として家宅捜索が行われた。この1週間前には、警視庁と静岡県警による捜索が行われたばかりで、当局が弘道会への取り締まりを強めていることが分かる。

当日、午後1時すぎに捜査員と立会人が到着し、責任者の弘道会直参が通用口を解錠。電動カッターや投光器が準備され、電源なども持ち込む大掛かりな捜索が行われたのである。

“資金面”の取り締まりで勢いを弱めようとしている

「大阪府警のガサでは、必ずと言っていいほど電動カッターがあるなぁ。府警の弘道会本部へのガサは、特定抗争指定後では初めてやから、よほど気合いが入っとったんやろ」(同)

特に、弘道会内でも多数の組員を抱える南正毅若頭補佐率いる三代目髙山組は、狙い撃ちにされた。愛知県暴排条例違反の罪で服役中にもかかわらず、愛知県警は南若頭補佐を再び同容疑で逮捕。続けて弘道会直参と髙山組若頭を兼任する石原道明・三代目矢嶋総業組長も、別の暴排条例違反容疑で逮捕し、2人とも起訴されたのだ。

「当局は〝資金面〟を取り締まることで、弘道会の勢いを弱めようとしているのだろう。トップとナンバー2が現場不在となった髙山組の次は、別の傘下組織へも圧力を加えていくはずだ」(山口組ウオッチャー)

弘道会内では、野内正博若頭率いる野内組が勢力拡大を続け、松山猛統括委員長の十代目稲葉地一家からは複数のヒットマンが出ている。当局は抗争に関わる表の戦力、裏の資金源を攻める考えのようだ。