(画像)Vladimir Gjorgiev / shutterstock
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続出する“引っ越し難民…転勤需要の回復で繁忙期は料金爆上がり!?

引っ越し業者にとって3月から4月は繁忙期となり、料金も大幅に値上がりする。


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昨年はコロナ禍で転勤を控える企業もあったが、今年は大手を中心に転勤需要が回復しており、引っ越し業者の予約件数は例年の1.5~2倍だという。


4月から単身で大阪に転勤する東京在住の30代男性が、複数の引っ越し業者に見積もり依頼を行ったところ、業者から20万~45万円の費用を提示されて驚愕したそうだ。


「この時期は新入生や新社会人、転勤に伴う引っ越しが急増します。しかし、今年は人手不足で例年より受注が受けられず、利幅が低い単身パックは敬遠される傾向がある。加えてガソリン高により、引っ越し費用も高騰しています」(大手引っ越し業者)

口コミも参照に事前選定を…

国土交通省は引っ越し時期の分散を要請しているが、進学や転勤は3月になってから決まることが多い。

「リモートワークの普及により、都心部から地方への移住者が増加している。そのため、繁忙期の引っ越し依頼を断るケースが増えています」(運送業者)


引っ越し業者が簡単に見つかるだろうと高をくくっていたら、希望日に予約が取れず、平日夜間の引っ越しや高額費用を支払う羽目になった人も少なくない。今年は業者を見つけられず、〝引っ越し難民〟になるリスクが高まっている。


引っ越し費用を抑える秘訣は、インターネット上にある引っ越し業者の価格比較サイトに相見積もりを依頼し、業者に合わせた時間帯フリー便を選択するのがお勧めだ。


しかし、安さにつられて依頼すると「家財が破損・紛失した」「直前にキャンセルされた」といったトラブルになることもある。口コミを参考にしながら業者を選定しないと、高い代償を払うことになりかねない。