
叔父の告別式に参列した時、司会をしていた葬儀社の人が何となく高校時代の元カレに似ていました。だから「暗井クンじゃない?」と、式の合間に声をかけてみたんです。
「えっ、明子ちゃん? 今日はどこに泊まってる?」
私は宿泊先を教え、彼が仕事を終えるのを待っていました。すると深夜になりましたが、彼が部屋まで来てくれたんです。久々に会ったのに、昔と変わらず今にも泣きそうな顔。
「俺、表情が暗いって言われて面接落ちまくったけど、天職に巡り合ったよ」
彼は葬儀社の社長から「その悲壮感漂う憂いが遺族の心を打つ」と採用され、今は係長になったとか。礼服の黒がとても似合っていて、私はヘラヘラした男より、笑わない独特な雰囲気の彼がずっと好きでした。
思い出話に花が咲くうちに、彼がゆっくりと髪を撫でてきました。あんなに不器用だった人が、ここまでやれるなんて、それなりの女性経験を積んできたことが分かります。
体に染みついた線香の香りも心地よく、私はうっとりしながら彼にもたれかかりました。
バックからお尻をパンパン叩かれて…
「世の中の不条理を貪るようなセックスで忘れよう」
彼はギュッと私を抱きしめ、真っ赤なパンティーを脱がせます。
「見えないと思って、手抜きだな。俺、結構そういうの許せないんだよね」
「だって、ここは他人に見られるわけじゃないし…」
「叔父様を本当に愛していたら、パンツは黒だろう。お尻を突き出しなさい!」
怖くなって従うと、バックから痛いくらいにガンガンとペニスを打ち付けて、お尻をパンパン叩きました。だけど、私はこういう征服型のセックスが大好き。
私の嗜好を今でも覚えていてくれたのは、素直に嬉しかったです。お尻が赤くなるまで叩かれると、「いやぁ、ギャァ~!」と声が出て、より興奮が高まります。
それから正常位になってジラすように腰を動かされると、フワッと体が浮いた感覚になり、「ああっ!」と叫んで先に昇天しました。
「いつも明るいのに、なぜかイキ顔は悲しい表情だ」
きっと彼は、私が昇天するのを冷静に観察していたのでしょう。そんな彼もペニスをピクピクさせて射精。
すると、彼のきれいな瞳から涙が流れ、「人は泣きながら生まれてきて、泣きながら死ぬんだよ」と言って私の胸に顔を埋めました。
(書き手・奈倉清孝)
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