
新型コロナ“第7波”襲来ストーリー…専門家が警鐘を鳴らす日本発の変異株
過去にパンデミックを引き起こしたウイルス感染例を見ても、新型コロナはいずれ終息するはずだ。実際、症状のあまり重くないオミクロン株に置き換わったことで、「終息が近い」と感じている読者諸氏も多いのではないか。
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だからこそ、3回目のワクチン接種を躊躇する人がいるのも頷ける。3月11日時点で3回目のワクチン接種率は28.3%(約3578万人)に留まっている。
「岸田首相は1日100万回とラッパを吹きますが、計画通りにワクチン接種は進んでいない。当初、政権がワクチンに本腰を入れなかったことも原因としていますが、国民間に浸透している『オミクロンは軽い』という誤った判断が気持ちを鈍らせている。私の周りでも、ワクチンの副反応の辛さを思えば感染した方がマシと考えている人もいます。実は今、日本で主流になっているのは、オミクロン株の『BA.1』です。オミクロン株にはBA.1から派生したとみられるBA.2という変異株もあり、そちらの方は感染力も病原性も重篤です」(サイエンスライター)
ちなみに、直近1カ月間の世界感染者発生数トップ10を見ると、感染者が少なかった日本は8位。隣国の韓国は何と3位である。
「東大医科学研究所の研究によると、BA.2は検査での特定が困難という特徴があり、『ステルスオミクロン』とも呼ばれています。しかも、オミクロン株より強力なデルタ株に相当する重症化率を示し、オミクロン株と同じようにワクチンによる免疫を回避するのです。おまけに、感染力はBA.1の1.4倍というのだから相当手ごわい」(同・ライター)
あっという間に減ったデルタ株とは違う…
世界を見渡すと、デンマーク、インド、フィリピンでは感染の主流がBA.2に置き換わりつつある。「バングラデシュ、ブルネイ、中国、グアム、モンテネグロ、ネパール、パキスタンなど、少なくとも10の地域でBA.2が優勢になっているようです。デンマークでは入院率や死亡率の上昇が確認されています」(外信部記者)
公衆衛生が専門の医師で作家の外岡立人氏が、こう見解を示す。
「新規感染者の数は減りつつある。ただ、非常にゆっくりダラダラしている。ピーク時からあっという間に減っていったデルタ株の時とはかなり違う。私はこういうダラダラとした減り方を見ていると、新たな変異株が生まれ、それが主流になって第7波になる可能性もあり得ると思う。今のところ、BA.2も主流となる可能性もあるわけですが、BA.2以外にも変異株はあるし、そのあたりはまだ分からない。ひょっとすると、日本で生まれた変異株が世界中に広まり、『日本発の変異株』と言われるかもしれないのです」
これまでは都市部の感染拡大が地方へ飛び火するという流れだったが、現在は異なるという。
「例えば、東北の岩手県ではオミクロン株が居座ってしまって、まるで風土病のように感染者を出している。そういう中で、新たな変異株が生まれるかもしれない。ともあれ、ヨーロッパをはじめとして、先進国の中には『オミクロン株をインフルエンザ並みの扱いに切り替えるべき』との意見もあるようですね」(同)
自分の健康は自分で守り対策を立てる。個を重んずる欧米の風潮と異なり、そういう習慣がない日本人には難しい。しかるべき立場にある人物が発言しないと、ワクチン接種は進まないし、いつまで経ってもコロナは終息しないのである。
ワクチン4回目は必須か
外岡氏には恐れている状況があるという。「現在は集団免疫の水準が低いため、新規感染者発生が持続的に続いている状況です。しかし、ウイルスが集団免疫の低い集団で感染を広げていると、新規変異株が発生しやすい環境となるのです」
では、どう対応すれば新規変異株を防げるのか。
「現時点で一気に集団免疫を高めて、新規感染者の発生率を下げると、ある程度、新規ウイルスの芽生えは抑えられるかもしれない。しかし、現時点ではそれは断言できませんが…」(同)
オミクロン株は全国にまで感染を広げている。
「集団免疫が60%を超えれば、感染者数は徐々に減ります。感染率は高いため、ウイルスを根絶するには、ワクチンにより住民全体が保有している集団免疫としての抵抗力を増強させることが、非常に重要な手段なのです。新型コロナに対する、基本的ワクチンによる免疫は国民の8割前後が保有しています。さらに、低下しつつある免疫力を追加ワクチンで強化しているため、オミクロン株(BA.1)の多くは地方も含めて次第に優位な存在ではなくなります」(同)
オミクロンからの変異株BA.2は、すでに日本でも感染者を出している。
「急速に広がっていくことに警戒が必要です。さらに今秋には、新しい変異株が出てくる可能性が高い。3回目のワクチン接種に続いて4回目のワクチン接種が国民全体に必要になります。3回目ワクチン接種が3月~4月に完了すると、4回目のワクチン接種は10月からというタイムスケジュールになります」(同)
第7波は襲来するのか。
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