芸能

長寿番組打ち切り相次ぎ地上波もうオワコン!? 吉本参入で「BS時代」到来か

(画像)Roman Samborskyi / shutterstock

テレビ各局がコア視聴率(13歳~49歳の男女)を導入した影響で、地上波の長寿番組が次々に消えていく一方、BS局の視聴率がアップするという現象が起きている。

3月下旬には〝お笑い王国〟吉本興業の『BSよしもと』のほか、『BS松竹東急』『BS Japanet』が開局する。

コア視聴率は、大手広告代理店の電通や博報堂などがスポンサー探しの目安として重要視している数字。代理店が局側に50歳以下の視聴者をメインに番組作りを働きかけたことで、数年前から導入されている。

「結果、民放ではいくつかの長寿番組が終わりました。現行ドラマで最多シーズンを記録している沢口靖子主演の『科捜研の女』(テレビ朝日系)も、視聴者層が50代以上と高いため、今季の21シーズンでの打ち切りがウワサされています」(広告代理店幹部)

民放だけではない。NHKでも『ガッテン!』が幕を閉じ、『バラエティー生活笑百科』の打ち切りも決定している。しかし、BSの番組視聴率は伸びているという。

シニア層からの人気がキモ!?

「民放から歌謡曲番組が消えたこともあって、『昭和歌謡ベストテンDX』(BS-TBS)や『人生、歌がある』(BS朝日)、グルメでは『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS)や『おんな酒場放浪記』(同)といった番組が視聴率を取っている。NHKもBSプレミアムの時代劇『雲霧仁左衛門』がシーズン5となるなど、シニア層から絶大な人気を誇っていますよ」(BS番組制作スタッフ)

BSテレ東では、昭和の名作映画シリーズ『男はつらいよ』が土曜夜に放送されており、オールドファンを楽しませている。

『BSよしもと』を3月21日に開局する吉本興業・大﨑洋会長の鼻息も荒い。

「コンセプトは地方再生です。吉本の〝あなたの街に住みますプロジェクト〟と連携して、各地に住む芸人や住民が出演し、ローカルニュース、観光スポット、ご当地グルメなどを紹介する4時間の生放送番組です。『BSよしもと』ならではのオリジナル番組編成を中心にお届けします」

BS時代の到来はすぐそこだ。

あわせて読みたい