(画像)Roman Samborskyi / shutterstock
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立憲民主党・泉代表がツイッターで炎上!核共有の「議論」をめぐる投稿が物議

立憲民主党・泉健太代表のツイートが炎上している。泉代表は、3月5日に愛媛県松山市を訪れてウクライナへの支援募金と街頭演説を行ったニュースをシェアしていた。


https://twitter.com/office50824963/status/1500099798200102912


泉代表は、アメリカの核兵器を同盟国で共有する〝核共有〟を日本でも議論すべきだという意見が出ていることについて、松山市で「ウクライナ危機に合わせて議論することは絶対に許されず、明確に間違い」と演説。それを踏まえ、ツイッターでも同様の主張を繰り返したのだ。


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「『議論くらいはいいだろ』と言う人は、どんな残虐非道な兵器の導入も『議論はかまわない』と言うのか?それは危険だ」


ロシアによるウクライナ侵攻後、橋下徹元大阪市長がテレビ番組で「核は絶対に使ってはいけないが、核共有の議論は絶対に必要だ」と発言。同じ番組に出演していた安倍晋三元首相も、安倍派の会合で「日本には非核三原則がありますが、世界はどのように安全が守られているのかという現実についてタブー視することなく議論しなければいけない」と述べており、橋下氏と意見が一致している。


泉代表は、こうした「議論」すら反対の立場をとっているのである。

「侵略の抑止力にすらならない」

ツイッターユーザーの間でも賛否両論だが、泉代表の主張には否定的な意見が多いように映る。
《議論しないで先入観だけで除外する発想の方が遥かに危険。日本国民の生命、財産、安全、権利を守るためにあらゆる議論をしなければならない立場にあるのが政治家だろうに。中国やロシアは核兵器大国だ。しかもロシアは核で恫喝してきた。この事態に思考停止して議論を封じるのなら議員の資格は無い》
こうした意見を受け、泉代表は翌6日に再び反論をツイートした。

「もちろん日本は自由な議論が許されます。しかし政治家で、被爆国として核兵器の非道さを知り、訴えながら、侵略の抑止力にすらならない核共有を『議論すべきだ』という政治家がいるのなら、それに対しては、『大間違いだ』と声を挙げねばならない」(原文ママ)


実際にロシアが核をチラつかせている段階で、「議論」をするか、しないかの〝議論〟が白熱している平和ボケの日本。どちらの意見も、遠い国で起こっている戦争を安全地帯から傍観している印象だ。


しかし、言うまでもなくロシアは国境を接する「隣国」で、相手は日本を〝非友好国〟だと敵視し始めていることを忘れてはならない。