3月7日、女優の桐谷美玲が所属事務所スウィートパワーを3月末で退所し、独立することが発表された。
同社の公式ホームページには次のような「報告」が掲載されている。
「この度、弊社所属タレント桐谷美玲が、2022年3月31日をもって契約満了となり、弊社を退所し、独立することとなりましたことをご報告いたします。16年という長きにわたり、共に歩み、築き上げてきた功績は、弊社にとってかけがえのない財産です。今回、契約満了にあたり、自らの力でモデル業を中心とした活動に注力していきたいという本人の気持ちを尊重し、円満に契約を終了する運びとなりました」
桐谷自身のコメントも。
「16歳にデビューして以降、モデル、女優、タレントとして、様々な分野で活動する機会を与えてくれた所属事務所の皆様や関係者の皆様、そして、いつも私を応援してくださっているファンの皆様に、心から感謝を申し上げます。今後とも、変わらぬご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致します」【原文ママ】
桐谷は、18年に俳優の三浦翔平と結婚。一昨年には第1子となる男児を出産し、女優業をセーブしていた。
「昨年、一部で桐谷が事務所に対して〝休業要求〟したことが報じられたが、その時点から、すでに退所に向けた話し合いをしていたようですね」(テレビ局関係者)
独立後はマイペースで仕事をこなすことができ、ギャラの取り分も増えるため、桐谷にとってはメリットが多そうだ。
女性社長のスキャンダルが続出
逆に、桐谷を失った事務所は、かなりのダメージを受けるという。
「稼ぎ頭だった桐谷の独立は致命傷になるかもしれません。17年に堀北真希さんが引退して以降、元KARAの知英、俳優の高杉真、期待の若手女優だった竹内愛紗などが相次いで退所。おまけに、女性社長の社員に対するパワハラや、所属する女性タレントに対する〝セクハラ疑惑〟まで報じられていますからね」(芸能記者)
売り出し中だった俳優の岡田健史からも、契約解除を求める裁判を起こされ、勝訴したものの、事務所にとっては、さらなるイメージダウンを招いた。
「事務所に残った顔触れを見ても、桐谷の穴埋めをできるようなタレントは見当たらない。度重なるスキャンダルで、新人発掘も難しくなっているようで、ついには〝動物タレント〟部門まで設立。所属している猫を、日テレ系のドラマ『真犯人フラグ』に出演させていますが、ギャラがどれほど出るのか…。このままだと、大手の芸能事務所に吸収合併されるような事態も起こりかねません」(同・記者)
堀北さんや桐谷を発掘し、次々とスターに育て上げ、一時は〝女性版ジャニーズ〟と呼ばれた同社が、わずか数年で存続の危機を迎えるとは、誰も予想できなかったはずだ。
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