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わくわく『地方競馬』情報~さらば名古屋競馬場…第45回名古屋大賞典

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『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

1949年、名古屋競馬場が名古屋市港区でオープンしてから、今年で73年。いくつもの興奮と感動を巻き起こした名古屋競馬場は、3月8日から11日の開催を最後に終了し、4月8日からは新たに愛知県弥富市へ移転する。

名古屋競馬場では、73年間の感謝を込めて、3月13日までクロージングイベントを開催中だ。

競馬開催日は、各日先着2000名にオリジナルクリアファイル、競馬開催終了後の12日・13日は、各日758名に馬場の砂ボトルをプレゼント。また、73年間の軌跡を振り返る「ヒストリー写真パネル展」や、ファンから募った「とっておきの競馬の話&写真グランプリ」受賞作品の紹介など、名古屋競馬場の歴史を感じられるイベントが盛りだくさんだ。

さらに、競馬開催のない12日・13日は、大好評のバックヤード見学ツアーやパドックでの乗馬体験撮影会、騎手なりきり撮影会など、最近はコロナの影響で見送られていた人気のファンサービスが復活。73年の思いが詰まった1週間。二度と味わうことのない現競馬場の雰囲気を満喫する最後のチャンスとなる。

圧倒的にJRA勢優勢の傾向だが…

さて、現名古屋競馬場の有終の美を飾るべく開催されるのが、3月10日の『第45回名古屋大賞典』(JpnⅢ)だ。グレード別定戦のため、実績馬は同時期に開催される定量戦の『ダイオライト記念』(JpnⅢ)を選ぶことが多いが、名古屋大賞典は出世レースとして知られている。このレースを勝った後、年内にJpnⅠの初制覇を成し遂げたのは、過去10年で12年ニホンピロアワーズ、13年ホッコータルマエ、16年アウォーディー、17年のケイティブレイブの4頭。また、昨年は重賞初勝利が芝だったクリンチャー(JRA)が優勝。年末の東京大賞典(GⅠ)2着と「二刀流」で出世を遂げている。現名古屋競馬場では、最後の開催となるトップホースへの登竜門。圧倒的にJRA勢優勢の傾向だが、今年だけは名古屋所属馬にも期待したい。

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