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タモリがNHK女子アナ出世のカギ!?『ブラタモリ』歴代アシアナのその後に驚き

タモリ 
タモリ (C)週刊実話Web

NHKの女子アナから『福の神』と崇め、敬われているのがタモリだ。人気バラエティー番組『ブラタモリ』を担当すれば、その後の仕事運が開け出世するからだという。

「確かに、タモさんは無名の女子アナを必ずブレークさせることから局内では〝出世請負人〟と言われています。そのため100%に近い女子アナが将来担当したい番組として『ブラタモリ』の名前を挙げる。あまりの人気ぶりにアナウンス部の幹部らは頭を抱える有り様ですよ。まあ、全国区のブレークが約束されるとなれば、誰だって野心は芽生えますよ(笑)」(NHK制作担当プロデューサー)

今や〝出世の登竜門〟として知られるようになった『ブラタモリ』。その実力のほどは先ごろ公表された4月期番組編成表で明らかになっている。『ブラタモリ』のアシスタント・アナ(アシアナ)は現在に至るまで計6人。驚くことに歴代アシアナの全員が大出世を遂げていたのだ。6人のアシアナは初代・久保田祐佳、2代目・首藤奈知子、3代目・桑子真帆、4代目・近江友里恵、5代目・林田理沙、6代目・浅野里香の各アナだ。

まずは初代の久保田アナ。アシアナに抜擢されたのは入社して間もない25歳のときだった。

「2008年、番組プロデューサーの要望で素人然とした久保田アナに白羽の矢が立ったんです。アシアナとしては最長のキャリアを誇ります。『ブラタモリ』卒業後は『NHKニュース7』や『首都圏ニュース845』などの看板報道番組を担当し、報道局のエースアナに上り詰めた。そんな久保田アナは今や二児の母。昨年6月に復職したばかりですが、本人さえ望めば報道やGP帯の番組に復帰できる人脈と実力を持っています」(NHK関係者)

タモリに一番かわいがられた桑子真帆アナ

2代目の首藤アナがアシスタントに起用されたのは中堅どころとして活躍していた15年、パイロット版のみの出演だった。

「タモリさんの元を飛び立ってからは多くの看板番組のMCに起用されるが、18年に松山局に異動する。本人が故郷である松山への希望を出したのかは定かではないが、今回の編成改革で東京に呼び戻され『おはよう日本』のMCに返り咲いたんです。42歳でですよ。これこそ、まさに『ブラタモリ』チルドレンの賜物です」(業界事情通)

続く3代目を拝命したのが当時27歳の桑子アナ。歴代アシアナの中でタモリに一番かわいがられたと、もっぱらの評判だった。担当はわずか1年間で、その後、『ニュースウオッチ9』、『おはよう日本』のメインキャスターに就任するなど数々の看板番組キャスターを歴任した。

「紅白歌合戦の総合司会を三度務め、東京五輪閉会式のキャスターも務めた。今回の改編では月、火、水曜の19時30分のゴールデン帯に復活する『クローズアップ現代』のキャスターに抜擢された」(同)

桑子アナの後釜となる4代目は、当時27歳の近江アナが起用された。

「2年後、番組を卒業し、有働由美子の後任として『あさイチ』のMCに大抜擢。その後も『NHKスペシャル』など多くの看板番組を担当しました」(同)

昨年4月、近江アナは退社する。現在は三井不動産に転職し、新たな街づくり企画のプロデューサーとして活躍している。

「社内でも仕事ぶりは好評で、将来の幹部候補生。なんでも転職するきっかけが『ブラタモリ』で全国各地をロケで歩いたことだった。タモリさんとは、現在も交流が続いているそうです」(消息筋)

台本なし『ブラタモリ』で磨かれる話芸

5代目・林田アナは28歳のときにタモリと出会い、2年間アシアナを担当。卒業後は『首都圏ネットワーク』のメインキャスターを現在も務めている。

「4月改編では出世ラインとされる『NHKニュース7』のキャスターに起用された。〝ポスト和久田麻由子〟の呼び声も飛び交っている」(放送作家)

林田アナの後任で直近の6代目が浅野アナだ。

「この春から人気番組『ファミリーヒストリー』のMC、他にも『はやウタ』を担当する。浅野アナも出世ラインですよ」(制作担当プロデューサー)

そして、浅野アナの後釜を任されるのが、まだ福岡局所属の野口葵衣アナ。歴代アシアナが東京アナウンス部に所属した中での異例の人事となった。

「地方局のアナにもチャンスを与えるというNHKの意思ですよ。野口アナもいずれは東京に来て報道番組を担当することになります」(前出・NHK関係者)

そもそも、『ブラタモリ』がなぜ、出世の登竜門になったのか。番組がスタートした当初からNHK内では〝オーディション枠〟に位置づけられていたという。

「将来、全国区で通用しそうな女子アナを選抜する。『ブラタモリ』でタモリと絡むことによって、その適性を推し量るわけです」(テレビ誌デスク)

さらに、番組MCを務めるタモリと共演することで、拙かった彼女らの話芸がどんどん磨かれていく。驚くことに『ブラタモリ』には台本が存在しないのだ。

「毎回、テーマとなる土地柄に詳しいスペシャルゲストと共にタモリが街歩きを繰り広げるが、台本がないためタモリは好き勝手に動きまくるんです。しかも、タモリは番組が用意したゲストを閉口させてしまうほどの博学者。結果、番組のアシアナは視聴者目線でタモリやゲストに質問を繰り返す。もちろん、難しいNHKの試験をパスした女子アナです。大抵のことは知っているが、敢えてアホを演じるわけです。タモリもその辺りは百も承知です。結果、無茶ぶりをするんです。加えて、NHKアナというくだらないプライドを捨てさせる。その瞬間から彼女らが輝き出すんです」(制作会社ディレクター)

原石は女子アナだった。

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