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アラフィフ美魔女8人組「GoziU(ゴジュウ)」が目指す高齢化社会のアイドル像

(画像)Vadym Pastukh / shutterstock

アラフィフ(アラウンドフィフティ=50歳前後)の美魔女8人による異色の女性アイドルグループ「GoziU(ゴジュウ)」が注目されている。

音声アプリ「clubhouse(クラブハウス)」で知り合ったぴろりん、kyoko、kyonの3人で立ち上げ、おみつが加入。

残りのゲロちゃん、shoho、Miyuki、もものりの4人はオーディションを経て参加したという。あくまでも本業はアイドルだが、副業としてインスタグラマーやポールダンサー、占い師からエステサロンのオーナーまで、さまざまな分野で活躍するメンバーたち。「紅白出場」を夢に掲げ、クラウドファンディングでCDデビューの資金を募るなど、彼女たちは本気だ。

『純烈』の女性版!?

クラファンのサイトには、メンバーの熱いメッセージが記されている。

「はじめまして! 私たちはアラフィフアイドルとして、活動しています。私たちにも無限の可能性があると信じて、新しいチャンジをはじめました! やりたいことは、いくつになっても実現することを行動で証明してみせます。目指すは紅白歌合戦!! どんなに批判されようと私たちは進み続けます!!!」

〝私たちは新しい文化になる!〟と意気込む8人。年齢を重ねた女性にしかできないパフォーマンスを目指す。

「一般的なアイドルと違い、GoziUにはメンバーそれぞれの生きてきた様々な価値観があり、ストーリーがあります。日本を元気にするためには、現状の日本の常識を覆す必要がある、と私たちは考えています。つまり私たちは、新しい価値観を発信することで、もっと人生において、多くの選択肢があることを歌と踊りを通して伝えていきたいと思っています」

さらに、自分たちがアイドルグループとして活動することは〝社会実験〟だと訴える。

「私たちGoziUは、認知度をあげスポンサーを獲得し、活動範囲を広げることで、私たち自身が日本でどのような形で貢献できるのか!?を知るための社会実験だと思っています。いくつになってもやりたいことを実現するための姿勢と行動を多くの方に知ってもらいたい」

CD化を目指すデビュー曲『どうぞご自遊に』は、すでにYouTubeで公開されている。彼女たちの挑戦に、ベテランの芸能記者も興味津々だ。

「本家『NiziU』のアラフィフ版というより、『純烈』の女性版といったところでしょうか。彼らは地道にスーパー銭湯を回って知名度を上げて紅白まで辿り着きましたが、GoziUは高齢者施設を狙って活動の範囲を広げる戦略のようです。最初から、YouTubeやクラファンを活用していますから、若い世代もおもしろがってくれれば、将来的に紅白出場の可能性もあるかもしれない」

クラファンでは「目標額」の半分を達成しているGoziU。高齢者施設より、錦糸町や亀戸あたりのスナックを回った方が紅白への近道だと思うが…。

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