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田中聖容疑者の供述と行動に元マトリが指摘「記憶が飛んでいる可能性」「相当な常習者」

2月24日、アイドルグループ『KAT-TUN』元メンバーの田中聖容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕された。


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田中容疑者は1月30日、名古屋市中区のビジネスホテルで、覚せい剤約0.164グラムを所持していた疑いが持たれている。


「1月30日に田中容疑者がホテルをチェックアウトした後、部屋の清掃をしていた従業員が違法薬物らしい白色の結晶を発見し、警察に通報、今回の逮捕となった。田中容疑者は『分からない』と容疑を否認しているようです」(全国紙社会部記者)


田中容疑者は2001年に結成された『KAT-TUN』のメンバーとして、06年にCDデビュー。13年にジャニーズ事務所を退所した後の17年には、大麻を所持していたとして現行犯逮捕(不起訴処分)されている。今回、逮捕された2月24日は、名古屋市内でライブを開催する予定だった。


19年に瑞宝双光章を受章した元麻薬取締官の小林潔氏が指摘する。


「本人が〝分からない〟と言っているということは、常習性が高く、自分の供述から芋づる式に覚せい剤の入手先が発覚しないようにしているのでしょう。それにしても、ホテルの自分の部屋に覚せい剤を置き忘れるなんて、記憶が飛んでいることが疑われ、相当な常習者だと思われます」

現役“ヤクザユーチューバー”も逮捕…

一方、覚せい剤の密造で〝ヤクザユーチューバー〟も逮捕された。2月18日までに警視庁などは、東京・新宿区内のマンションで覚せい剤を製造していたとして、暴力団幹部の平田弘二容疑者(41)と同組員でユーチューバーの坂井俊太容疑者(39)ら4人を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。4人は容疑を否認している。

「昨年10月、警視庁の捜査員が詐欺容疑でマンションに踏み込んだところ、台所の鍋の中から精製した約90グラムの覚せい剤が見つかった。ほかにもコカイン1.8キログラム、大麻80グラムなど1億円相当の違法薬物や、拳銃の実弾も発見された。マンションは薬物の製造工場でした」(前出・社会部記者)


ちなみに、警視庁が日本人による覚せい剤の製造を摘発するのは初めて。


「覚せい剤を製造すると、ものすごい悪臭を発する。そのため、都内のマンションで製造することは考えにくく、普通は人里離れた山中など苦情が出ないようなところでやる。組員らがやっていたのは、炊き直しというものです。嵩を増やすための混ぜ物を融解させ、再結晶化して純度を高めることは以前から行われていた。あまり臭いが出ないので、それならマンション内でもやれる。最近は不良外国人相手のシノギが盛んに行われていると聞きます」(小林氏)


コロナ禍でも違法薬物は出回る。