新庄剛志 (C)週刊実話Web
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新庄監督の頭を悩ませる「清宮幸太郎の起用法」今年こそ覚醒できるのか…

昨季はプロ入り初の一軍出場ゼロ。あとがない5年目を迎えた日本ハム・清宮幸太郎内野手にとって、〝ビッグボス〟新庄剛志監督から与えられたダイエット指令は「ラストチャンスの宣告」でもあったようだ――。


2月26日、DeNAとのオープン戦に途中出場し、レフト前にクリーンヒットを放った清宮幸太郎。


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試合後の清宮は対戦したピッチャーがともに高校日本代表で活躍した徳山壮磨だったことに触れ、「絶対に負けたくないと思った」と、興奮気味に語っていた。


「その闘争心があれば」と期待したファンも多かったが、翌27日に行われた広島とのオープン戦では、昨季13勝を挙げた九里亜蓮と対決。力のない中飛に倒れた。


「1番左翼でスタメン出場のチャンスを与えられました。格上の投手から打てれば自信につながると思ったんですが」(球界関係者)


「自信につながる」ということは、例年以上にヤル気を見せており、それが周囲にも伝わっているのだろう。


「新庄監督が『痩せろ』と言ったのは、肉体改造だけではなく、変わらなければダメなんだという心構えが目的でした」(同)

守るところがない!

また、16日の中日との練習試合前に新庄監督はわざわざ清宮を呼び寄せ、立浪和義監督に打撃指導をお願いしていた。清宮に期待しているからだろう。

「でも、守るところがありません。対外試合では三塁のレギュラー候補と目されていた野村佑希が一塁を守るシーンも見られます。4番候補の野村がライバルとなると、清宮は非常に厳しい」(スポーツ紙記者)


25日の守備練習でのことだ。清宮は一塁のシートノックで軽快な動きを見せ、さらに実戦形式の守備練習ではレフトの守備にも入っていた。ファールゾーンでスライディングキャッチに成功。しかし、マイクを持っていた新庄監督から発せられた言葉は、「大丈夫か?」だった。


「危ないプレーだったので、一瞬、ヒヤッとしました。外野守備はイマイチ。一塁か、DHで勝負することになると思います」(同)


とはいえ、DH候補もたくさんいる。やはり一流投手からヒットを打たなければ、永遠に「今年こそ」のままだ。


DeNAの徳山に負けたくないという気持ちが本物なら、同級生でドラフト同期のヤクルト村上宗隆と張り合って欲しいのだが…。


新庄監督は清宮の覚醒を待っているが、開幕戦も近づいてきた。清宮の起用法について、ビッグボスの眠れない日々はしばらく続きそうだ。