TBSが、看板報道番組『news 23』の終了を本気で検討している。

「当初の予定では、今年3月で終了し、後番組はエンターテインメント色の強い情報番組をスタートさせる予定だったんです。しかし、現場スタッフの猛反発から、話がまとまらなくなってしまった」（事情通）

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今年で33年目となる『news 23』。始まりは、1989年に今は亡きジャーナリスト・筑紫哲也さんの名前を冠に『筑紫哲也 NEWS23』がスタート。以来、メインキャスターを交代させながらも番組は続いてきたのだ。

「かつて、〝報道のTBS〟と呼ばれていた輝かしい時代を継承する番組として続いてきた。当然、昔は影響力も大きかったため、視聴率二桁台を取ったり、視聴率1位を記録していた時代もあった」（テレビ関係者）

しかし、それも昔の話。現在は『news zero』（日本テレビ系）の後塵を拝し、番組世帯視聴率も3～4％台を行ったり来たり。

スポンサー赤字はウン千万円…

「『――zero』は8～9％台と『――23』の約2倍近い数字を獲得しているんです。結果、『――23』はスポットCM広告がほとんどさばけず、たたき売りのような状態になっている。そもそも、報道番組はネットスポンサーがつけられないため、赤字になるんです。年間の累積赤字はウン千万規模です」（TBS関係者）

TBSの報道局サイドは現在、『news 23』の延命を図るためにメインキャスターを務める小川彩佳の降板も視野に入れているという。そして今、〝ポスト小川〟として名前が取り沙汰されているのが、同局の朝番組『THE TIME,』で金曜のメインキャスターを務める香川照之だというが…。

「香川は現在の金曜だけでなく、もっと他の曜日をやりたいとキャスターに対し意欲的です。東大も出ている。資質は十二分にあるが、ギャラが高い。1日当たり300万円～という話です」（TBS関係者）

結論は7月には出るというが、果たして…。