『KAT－TUN』の元メンバーである田中聖容疑者が、覚醒剤取締法（所持）違反の疑いで愛知県警に逮捕された。田中は2013年9月、ジャニーズ事務所から「度重なるルール違反行為があった」として専属契約を解除された、いわゆる〝辞めジャニ〟の1人だ。

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「〝辞めジャニ〟に対して、いつもはわれ関せずのジャニーズ事務所ですが、今回ばかりはそうも言っていられません。田中容疑者の弟、田中樹が人気グループ『SixTONES』の現役メンバーとして活動しているからです。事件と樹を関連付けた報道をさせないべく、裏で動いていますよ」（芸能ライター）

樹からしてみれば、本当に迷惑な兄だろう。『SixTONES』は3月2日にシングル『共鳴』のリリースが決まっており、まさにプロモーション活動を本格化させるタイミングでの逮捕だったからだ。

「逮捕が分かると、すぐにジャニーズ事務所からテレビ各局やスポーツ紙、一部の週刊誌に一斉に連絡があり、〝樹と結び付けた報道は極力しないように〟とお触れがあったようです。だから事件を伝える中で、全くと言っていいほど樹の名前は出てこない。これがジャニーズ以外だったら、『兄の逮捕を受けて田中樹さんの心中は？』なんてニュースがあるはずですよ」（同・ライター）

存在が邪魔にならないように気を使っていた…

とはいえ、新曲のプロモーションのスケジュールはパンパンに詰まっており、樹としても表に出てこないワケにはいかない。そもそも本人は一切悪いことをしていないのだから、隠れている方がおかしい。

「樹は全く関係ないとはいえ、PR活動に出て来て何も話さないのもどうかと悩んでいるようです。何だかんだで兄のやったことだから。大事なタイミングでこんなことをしでかした聖は本当に罪深い」（芸能関係者）

ジャニーズ事務所が田中容疑者に言った「度重なるルール違反行為」とは、素行が不良だったことだけでなく、内密に副業をしていたことがバレたことも指しているとされる。辞めた後、ソロとして活動していた時期にも、不起訴ながら大麻取締法違反容疑で逮捕されるなどさまざまなトラブルを起こしたが、決してジャニーズのことだけは悪く言うことはなかった。

「そもそも、ジャニーズ時代に触れることすらほとんどありませんでした。弟の樹のことを本当にかわいがっていたからです。だから自分の存在が邪魔にならないように気を使っていました」（同・関係者）

それにもかかわらず、覚醒剤で逮捕とイメージ最悪の事件を起こしてしまった。樹の苦悩の日々はしばらく続きそうだ。