社会

サウナブームが観光業界を活性化~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

コロナ禍の逆風にもめげず、サウナブームが観光業界を活性化させている。

一般社団法人『日本サウナ・温冷浴総合研究所』による最新の調査では、月に1回以上サウナを利用する愛好家、いわゆる〝サウナー〟は国内に推計1000万人もいる。

「現在は第3次サウナブームです。過去との違いは、都心にあるビルの屋上を貸し切り状態にした贅沢なサウナや、海、川、湖に水風呂代わりに飛び込むサウナ、山奥の秘境サウナ、全国どこへでも移動できるモバイルサウナ(屋外専用の携帯式)など、サウナの楽しみ方が多様になったことです」(旅行ライター)

常識外れのサウナーも増加

ただし、サウナーの急拡大に伴って、マナー違反やサウナ=健康促進という勘違いが目立ってきた。

「高血圧や動脈瘤など心臓血管系の疾患がある人は、症状が悪化する場合があるので、主治医に相談してから利用したほうがいい。また、基本的には公共の場なので、他人に迷惑をかけるような行為をするほうがおかしい。でも、そんな〝常識〟さえ持ち合わせていない人が多いのです」(同)

いくら裸の付き合いでも少々の遠慮は必要だ。

あわせて読みたい