2月27日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉が出演。約1年8カ月ぶりに活動を再開した相方・渡部建の復帰の舞台裏を明かした。
渡部は同月15日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で仕事復帰を果たしたが、いざ収録に臨むと「めちゃくちゃ緊張しましたよ」と児嶋。「葬式みたいでしたよ」と振り返り、収録後、2人で写真を撮ったところ、児嶋が両手を前に置き、渡部が後ろで手を組んで写っていたため、「あいつ偉そうだ」といきなり炎上したというエピソードでスタジオを笑わせた。
さらに、2回目の収録では、渡部がオープニングトークで千葉テレビが出した弁当の賞味期限をイジったため、児嶋が「おめえ、まだ早えだろ!」と注意。別室に呼び出し、「徐々にやれよ」と説教したという。
その2回目の放送では、コンビの左右の「立ち位置」と、定番の「掛け合い」をリニューアル。
渡部が「ね? 大嶋さん」と振ると、「児嶋だよ!」と返す、いつものやりとりの後に、「いじるんじゃないよ! スケベさん!」と児嶋が返し、「渡部だよ!」でオトしていたが…。
「現状、他の芸人は、まだ渡部の不倫ネタをイジりにくいでしょうからね。まずは『スケベさん』ネタを浸透させて、そこから徐々にイジってもらう範囲を広げるつもりなのでしょう。ただ、直球すぎる『スケベさん』で笑いがとれるかどうかは別問題ですが」(芸能プロ関係者)
“不祥事芸能人”に甘いMXでも…
各メディアが復帰を大々的に報じ、視聴者もおおむね渡部を「歓迎」しているように見えるが、意外なところから〝NG〟が出た。ネット局として同番組を放送していたTOKYO MXが、2月24日の放送回をもって打ち切りを決断したのだ。
「MXでは、約半月遅れで放送されていました。このため、24日にMXで〝最終回〟として放送されたのは、千葉テレビの8日放送分。つまり、渡部の復帰直前の回で終了させたのです」(スポーツ紙記者)
一部メディアの取材に対して、同局は終了の理由を『総合的な判断から放送を終了させていただくことといたしました』と説明している。
「ローカル局のMXは、視聴率を気にする必要もなく、各種規制もキー局ほど厳しくありません。当然、千葉テレビとはスポンサーが違うため、MXのCMクライアントが渡部にこびりついた〝多目的トイレ不倫〟のイメージを嫌った可能性が高い」(前出・スポーツ紙記者)
もっと深刻な問題ではないか、と推測するのはキー局の情報番組スタッフだ。
「MXの株主には『東京都』も入っていますからね。お体の不自由な方々のために設置している多目的トイレで行為に及んだ人間を起用した番組を放送することは、けしからんとなったのではないか。小池百合子都知事あたりが難色を示していたとしても不思議じゃありませんよ」
もともとMXは、〝不祥事芸能人〟を積極的に番組に起用することで知られている。
「不倫報道のあった宮崎謙介元衆議院議員や原田龍二さん、未成年の女性との飲酒スキャンダルが報じられたNEWSの小山慶一郎さんなどにも門戸を開き、芸能界の〝セーフティーネット〟のような役割を担ってきました。そのMXですら渡部さんをNG扱いしたとなれば、キー局復帰は夢のまた夢ですよ」(同・スタッフ)
スケベさんが〝黒〟から〝白〟になるのは、まだまだ先のことになりそうだ。
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