3月末、坂上忍がMCを務める『バイキングMORE』(フジテレビ系)がついに終了する。理由はさまざまウワサされているが、その要因に〝圧力〟があったことは間違いなさそうだ。坂上は2月14日、友人である古舘伊知郎のYouTubeで対談を敢行。
坂上といえば「バイキング」での発言が頻繁に炎上するが、古舘は「『書かれてナンボ』と言わんばかりに、マイペースにやってたじゃない? ここが偉いと思う」と称賛する。これに坂上は、「『自分の意見はこうなんです』っていうのがブレるんだったら、もう辞めようと思ってた」と、あくまでも己を貫く覚悟を持っていると明かした。
また、〝ニュースを扱う番組の苦悩〟が話題に出ると、坂上は何かを気にしているのか、「ただやっぱ… 大変なのは、外圧と内圧ですよね」と深刻そうに発言。さらに、「2つの戦いがあるから、そのときに、そのたびに自分に問い掛けざるを得なくなるっていう。『お前どうするんだ?』っていう」とも明かし、実際に思い当たる節があるのか、「『お前どうするんだ?』って問い掛ける回数を減らせたら、また違ったのかもしれないんですけど」と意味深な内部事情をにじませた。
「『外圧』『内圧』との言葉が出たことから、番組に大小さまざまな圧力があったことは確実。それでもハッキリ物言う坂上が目障りなため、〝圧〟により終了へ追い込まれたのでしょう」(ワイドショー関係者)
実際、東京五輪時には坂上へ圧力があったとの指摘も存在している。
番組サイドが五輪に忖度!?
「東京五輪で各メディアが危機感を指摘しながら、開催後に手のひらを返す礼賛一色になったのは知っての通り。しかし、坂上は一貫して批判的な論調であり、『バイキング』は開催中の8月4日・5日も、冒頭から1時間以上コロナを特集しました。坂上はここでも、『すごく許せないのは、菅総理も小池知事も『オリパラに(感染増の)直接的な原因がないから』って。でも、間接的な要因であることは間違いないはずなんです』など批判を強めています」(テレビ誌記者)
五輪中継を行う局側は、これを快く思わなかったという。
「8月2日、『バイキング』にたびたび出演する元JOC参事・春日良一氏が、『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に出演。この中で、『(五輪が)始まる1週間くらい前から、プロデューサーサイドから、何て言うんだろう…〝中庸にしていこう〟となったんだけど』と、番組から五輪批判をトーンダウンさせる提案があったことを暴露しました。さらに、『坂上さんは絶対それ諦めなかったんで。最後まで戦ってて』と、坂上がこの方針に抵抗し、五輪批判を貫こうとしたとも激白したのです」(週刊誌記者)
当時の坂上は、五輪開会式を夜に控えた7月23日を最後に〝夏休み〟に入り、メダルラッシュで盛り上がる8月4日に復帰。春日氏はこれについても、プロデューサーの意向があったと推察している。
「春日氏はラジオ内で、『(五輪が)始まったらどうなるのかなと思ってテレビ見てたら、坂上さん夏休み取ってて。さすが、この手があったかと。なかなかいい手がありましたね』と発言。開催直後で最も五輪ムードが高まる中、〝反対派〟の坂上を出すわけにいかないと、プロデューサー側がこのタイミングで休みにさせたと話したのです」(同・記者)
視聴者の見えないところで闘い続けていた坂上。またいつの日か、そんな場所に戻って来ることを期待したいものだ。
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