池江璃花子 (C)週刊実話Web
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池江璃花子“女子部主将”抜擢も…日大に悪用されかねない恐怖

北京五輪が閉幕した。羽生結弦、高梨沙羅といった注目選手の〝しくじり〟は、残念のひと言に尽きる。


しかし、スノーボード男子ハーフパイプ・平野歩夢の金メダル獲得、女子ビッグエア・岩渕麗楽の超高難度技への果敢なチャレンジは、競技に興味のなかったおじさんたちにも感動を与えてくれた。


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「逆転でメダル獲得を狙う岩渕は、女子の試合では誰も見せたことのない縦3回転のトリプルアンダーフリップに挑戦しました。着地は決まりませんでしたが、世界中の選手が彼女に駆け寄り、熱いハグで称賛していました」(現地取材記者)


そんな国境を超えた若者同士の交流が、日本の部活動に影響を与えつつある。


「スケートボードもそうですが、スノーボードは〝師匠制〟ではありません。大抵の競技は監督、コーチに付いて指導を受けますが、みんなで集まって練習するのが一般的。ライバル同士が大技を教え合うのです」(スポーツ協会担当記者)

問われる部活動の在り方

第一線を退いたOBが教えることもあるため、競技歴や年齢による縦の関係がないとは言わない。

しかし、他競技に比べて仲間同士という意識が強く、指導者が怒鳴りながら生徒を追い込む光景は見られないそうだ。


「東京五輪以前、指導者による暴力的な指導が次々と明るみに出ました。日大アメフト部の不正タックル問題に端を発したもので、あらためて部活動の在り方が問われています」(同)


部活動のすべてが悪いとは言わないが、スノーボードのようなスポーツ環境については、文科省やスポーツ庁が今後の研究材料にしていくという。


また、日大はその後も附属病院の建設を巡る不正金問題で、当時の理事長が逮捕される事態に追い込まれた。日大とすれば競泳の池江璃花子を女子部の主将に抜擢したことで、ダーティーなイメージを払拭したい腹づもりだ。


新しいスポーツ環境の在り方を語る上で、池江が都合よく利用されなければいいのだが…。