阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web
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急展開! 阪神・矢野監督「今シーズン退任」発言で“シッペ返し”途中解任!?

キャンプイン前日に飛び出した指揮官の「今季限りで退任」発言で揺れる阪神タイガース。そんな中、有力OBの今岡真訪、鳥谷敬両氏が2月14日、沖縄・那覇市内でトークショーを開催した。阪神のキャンプ地・宜野座からは至近距離。


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こんなところでの「ポスト矢野」と称される2人の対面に「何かあるのでは?」とメディアは浮き足立った。


「矢野燿大監督が今季限りでの退団を表明したのは、キャンプイン前日、1月31日の全体ミーティングでした。選手は動揺しており、この件に関する質問はご法度という空気すら流れています」(現地記者)


プロ野球の監督がペナントレースも始まらない段階で退任を表明するのは、異例中の異例だ。


「(退任を)言うことでのマイナスな部分もあると考えたが、伝えた方が自分も覚悟をさらに決められる」


一部の在阪メディアにそう〝釈明〟していた矢野監督。しかし、これに驚いたのが球団スタッフであり、阪神OBたちだ。彼らの中には「今すぐにでも!」と〝途中解任〟を求める批判論も出ていた。


「ペナントレース中、連敗に陥ったら立て直しがきかないのでは…。矢野監督のために勝ちたいと思う選手もいるでしょうが、一度歯車が狂えば、『巻き込まれるのはイヤだ』と、早々に諦めてしまいかねません。『だったら今すぐ辞めろ』というのが、OBたちの大半の意見です」(在阪記者)


それだけではない。退任発言がされた際、矢野監督は「好きなようにやらせてもらう」とも話していたという。矢野監督自身は、悔いのないように、との意味で言ったのかもしれないが、「チームのためなら、選手の思いは一切無視」と、聞こえた選手もいたようだ。

こんなにやりにくいシーズンはない…

大多数の選手は「矢野監督のためにも優勝を」と思っているが、今年の阪神は勝っても負けても、「辞める発言」に重ねて見られる。つまり、勝てば矢野監督の退任発言によってチームが結束したと伝えられ、負ければ動揺したと非難されるわけだ。

選手や球団にとって、こんなにやりにくいシーズンはないだろう。


「そんなときに、次期監督の有力候補と目される今岡、鳥谷の両氏が沖縄入りしたとなれば、阪神選手じゃなくても余計なことを考えてしまうのは当然でしょう」(ベテラン記者)


中でも、今岡氏は〝要注意〟かもしれない。


タテジマを着て一時代を築いたあと、ロッテで選手として3シーズン過ごして引退。だが、金本知憲監督時代にコーチ帰還したのち、またロッテコーチに復帰。それが昨年オフ、「本人の強い意向」により退団している。


「昨季は一軍ヘッドコーチとして、井口資仁監督を支えました。阪神を追われた鳥谷氏に『完全燃焼の場』を与えたいとし、ロッテ入りを後方支援した1人です」(同)


今季は、野球解説者&評論家になる。「ロッテのアカ落としをして」という期間に充てることも十分に考えられそうだ。


「そもそも、球団が矢野監督に22年以降の指揮を要請したのは、昨年7月。当時はペナントレースを独走していました。正式に契約したのは11月ですが、以降は優勝をさらわれ、クライマックスシリーズでも巨人に惨敗というボロ負け状態でした。この時点で『1年しかやらない』の意向をフロントに伝えていたのかもしれません」(球界関係者)

シーズンを最後まで全うできない!?

「1年だけ」の矢野監督の意向を受け、今岡氏に連絡を取ったとすれば、ロッテ退団の流れにも合点がいく。

「阪神では、こんな見方をされています。金本氏への監督要請は失敗だった、と。金本氏を責めているのではありません。コーチ経験もないのにいきなり大任を押しつけ、大事な幹部候補生を潰してしまったと後悔しているんです」(同)


その流れからすると、今岡氏以外の有力候補は、平田勝男二軍監督か、〝最後の優勝監督〟岡田彰布氏だろう。


「鳥谷や藤川球児の抜擢も考えられます」(前出・在阪記者)


球界全体に40代の監督も増えてきた。しかし、先の〝金本論〟もあるだけに、若い2人をまずは次期監督の下で勉強させるのかもしれない。


「藤川氏は初の対外試合となった2月8日の日ハム戦後、関西系テレビ局の取材で矢野監督と直接会談しています。球場での会談後、藤川氏は『キツイ道を選んだ』と、退任発言に理解を示していました」(同)


退任を発言した経緯だが、そのキャンプ前日のミーティング会場はメディアの入場はNGだった。箝口令を出せば、ここまで大きな騒ぎにはならなかったはずだ。球団は次期監督体制に、すでに舵を切っていたのかもしれない。


「矢野監督は正捕手を梅野隆太郎から坂本誠志郎に代えるつもりですし、重要な二遊間のレギュラーも固まっていません。矢野監督がシーズンを最後まで全うできないと見る関係者も少なくありません」(関係者)


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