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NHK朝ドラ『おちょやん』ヒロイン杉咲花“隠れ〇〇”身体検査~貞淑美女タレント白書

杉咲花
杉咲花(C)週刊実話Web

「今まではシリアスな役が多かったと思いますが、今回は元気で、明るく演じることがメインです」(芸能リポーター)

コロナ禍の影響で、約2カ月遅れて11月30日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』でヒロイン役を務める杉咲花。かつて〝大阪のお母さん〟として親しまれた女優・浪花千栄子の半生をモデルに描く物語だ。

〝おちょやん〟とは、大阪の古い言葉で、料亭やお茶屋さんで働く〝小さい女中さん〟のことを意味する言葉だという。

「浪花さんも小さい時、女中奉公をしていました。その言葉の親しみやすさ、かわいらしさ、意地と誇りの象徴としてタイトルとなりました」(NHK関係者)

浪花は『松竹新喜劇』の前身『松竹家庭劇』に参加し、喜劇女優として活躍した。喜劇俳優の渋谷天外(2代目)と離婚後は一時女優を離れたが、復活。黒澤明監督の映画『蜘蛛巣城』やNHK大河ドラマ『太閤記』などの映画やドラマに多数出演している。また、オロナイン軟膏(大塚製薬)のCM出演でも人気を博した。

「大の阪神タイガースファンで、村山実さんからは〝実の母親〟のように慕われていました。彼の引退試合でファン代表として花束を贈りました」(スポーツライター)

さて杉咲だが、彼女にとって朝ドラ出演は2016年度前期の『とと姉ちゃん』で主人公の妹・美子を演じて以来、二度目。

「去年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にも出演していましたし、いかにも〝NHK好み〟の若手女優。演技力の高さも魅力だと思います」(芸能プロ関係者)

東京出身の杉咲花『おちょやん』の関西弁にキュン!

父親はギタリスト。母親は歌手(チエ・カジウラ)という音楽一家に生まれた杉咲だったが、2歳の時、両親が離婚。以後、母親の元で育った。

「幼い頃から、子役として芸能活動をしていました。当時の芸名は『梶浦花』。そして中学生になって、今の事務所のオーディションに応募して合格。それから『杉咲花』と名乗るようになった次第です」(プロダクション幹部)

その後、味の素『Cook Do』のCMで山口智充と共演。回鍋肉を〝ウマそうに食べる〟美少女として話題を呼び、その後、『とと姉ちゃん』に出演。さらに16年、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、銭湯を営む宮沢りえの娘役を好演し、見事に「日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞」を受賞するなど、役者としての評価を不動のものとした。

「〝事務所の力〟という点も大きいかと思いますが、〝逸材〟であることは間違いありません」(テレビ局制作スタッフ)

NHK大阪放送局で行われたヒロイン発表会見では事務所関係者から「朝ドラ決まりました」と言われ、「一瞬、何のことか分からなくてパニックみたいになったのですが、こんな日が来たんだと思ってうれしくて、ちょっと泣いてしまいました」と明かした杉咲。続けて、「母に伝えたら『よかったねぇ~』って本当に喜んでくれて…。それが一番うれしかったです」と笑顔を見せた。

「実年齢よりも〝あどけない〟感じもしますが、彼女が出てくると強く引き込まれるんです。見終わった後も、その存在感が残る。不思議な魅力を持った女優さんです」(ドラマプロデューサー)

7月14日、無事に大阪でクランクイン。

「道頓堀の芝居茶屋で女中として働くシーンでした。東京出身だけに、当初、彼女の関西弁には少し違和感がありましたが、今では完全にマスターしました。いわゆる〝ノリ〟も習得して、性格までどんどん明るくなっているように見えます」(ドラマ関係者)

そんな杉咲を待ち受けているのが長期のロングラン撮影だ。