社会

モスバーガー“キッチンカー”事業に参入~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

『書を捨てよ町へ出よう』は、かの寺山修司による評論集(演劇や映画にもなった)だが、店を捨て街に出たのが『モスバーガー』を運営する『モスフードサービス』だ。

「1月29日より営業を開始した新業態は『キッチンカーMOS50(モスフィフティ)』と名付けられました。1号車は紳士服専門店『洋服の青山 大田久が原店』の駐車場(東京・大田区)を間借りする〝軒モス〟で、2022年度は一桁台の出店にとどめ、需要やオペレーションなどの実証実験を重ねていく計画です」(外食ライター)

デリバリーよりキッチンカー!?

パティやバンズの加熱調理は車上で行われるが、野菜類などのカットといった仕込み作業は、「母店」と位置付ける近隣の路面店で済ませる。そのため、メニューはハンバーガー類のみの5種類に限られる。

「21年2月には『いきなり!ステーキ』を運営する『ペッパーフードサービス』や『デニーズ』を運営する『セブン&アイ・フードシステムズ』といった外食チェーンが、相次いでキッチンカー事業に参入しています」(同・ライター)

今後は住宅街という大海原を目指し、キッチンカーによる競争が激化しそうだ。

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