エンタメ

JRA重賞『フェブラリーS』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
(C)JRA

春のダート界頂上決戦で、今年最初のJRAのGⅠ『フェブラリーS』。実績、近況ともに充実した存在が見当たらず、ここはかなりの混戦模様。波乱決着の可能性も高そうだ。

★軸馬=カフェファラオ
昨年のフェブラリーSの覇者であるカフェファラオ。

東京ダート1600メートルは他にユニコーンSとヒヤシンスSを勝っており、通算3戦3勝と抜群の相性を誇る。前走のチャンピオンズCでの11着大敗は、やや不可解なレースぶりだったが、昨年も同レース6着からの参戦だった。得意コースなら一変があると見て軸に抜擢する。乗り替わりも、新パートナーが福永騎手なら心配ないだろう。

★相手=テオレーマ
昨春にOP入りして以降は、地方競馬の交流重賞を5戦して3勝を挙げているテオレーマ。キャリアを積みつつ力をつけているのは間違いない。東京ダート1600メートルは2勝クラスで一走したのみだが、そのレースが差して4馬身突き放すという圧勝劇だった。近走は地方競馬の深い砂で結果を出しているとはいえ、東京の軽い砂が合わないわけではない。今回はルメール騎手とのコンビが予定されていて、同騎手は過去10年のフェブラリーSで【2・2・0・2】と好成績を残している点も心強い。

★相手=インティ
チャンピオンズCは、ゴール寸前でかわされて4着だったインティ。2走前の南部杯も4着と、まだまだ衰えは感じられない。ここまで3戦連続4着以下は一度もないので、今回は狙い目。2019年以来となるフェブラリーS2勝目へ期待がかかるところ。ゲートが不安定な面もあるものの、行っても控えても結果を出しているので、道中、いかに気分よく運べるかがポイントか。

馬場が渋ればさらなる前進アルクトス

★相手=アルクトス
前走は南部杯(盛岡・ダート1600メートル)で連覇を達成したアルクトス。フェブラリーSは2年連続で9着という結果だが、その2戦を除けば、東京ダート1600メートルは4戦4勝。コース相性は悪くない。また、稍重~不良のダートでは【5・1・0・1】と圧倒的な成績を残しており、20年の南部杯(稍重)では、1分32秒7という芝並みのタイムでの勝利もある。馬場が渋るようなら、この馬のさらなる前進がありそうだ。

★相手=レッドルゼル
昨年は、根岸Sを勝ってここに臨み4着だったレッドルゼル。前走で交流GⅠのJBCスプリントを制し、今年は新たな勲章を加えての参戦となる。1600メートルは、昨年のこのレースしか経験はないものの、差す競馬もできるタイプだけに、道中、うまくためていければ直線で弾けてくれるはず。

★相手=エアスピネル
芝で重賞3勝の実績を誇るエアスピネルだが、昨年のフェブラリーSでの4分の3馬身差2着など、ダートでも、勝ち星こそないものの何度も好勝負を繰り広げている。9歳という年齢で嫌われるようなら、配当面も妙味あり。

あわせて読みたい