女優・山崎真実『西成ゴローの四億円』公開記念インタビュー
――映画『西成ゴローの四億円』が公開されました。山崎さんも大阪出身ですが、西成という街にどんな印象を持っていましたか?
山崎真実(以下、山崎)「私は19歳のときに上京したんですけど、実は今まで西成に足を踏み入れたことがないんです。両親からは『子供は近づかないほうがいい』と言われていましたから。というのも、うちの父が西成でニューハーフに追いかけられるという事件があったんですよ」
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――穏やかじゃないですね。どういう状況で?
山崎「父が夜の西成でお酒を飲んでいたら、ニューハーフの人から誘われたんです。父はお断りしたんですけど、どうもその口調がきつかったらしいんですね。それで相手の方が激高してしまった(笑)。父は身長が187センチとガタイもすごくいいんですけど、ニューハーフの方も同じくらい大きかったらしくて。そんな方が必死で追いかけてきたものだから、『あそこは危険なエリアや』って口癖のように言っていました。もっとも父が面白おかしく話している可能性も高いから、このエピソードはどこまで信用していいのか分からないのですが…」
――今回の撮影で〝西成デビュー〟できたのでは?
山崎「それが残念ながらできなかったんです。自分の登場シーンは西成と関係ない場所ばかりでしたから。ただ西成の街というのは、ここに来て大きく変わっているんですね。私が子供の頃に聞いていた危険な場所というイメージから、今はクリーンに一新したという話です。一方で〝人情味溢れる下町〟という側面は失われていないはずなので、この映画を通じて西成の魅力に触れていただければと考えています」
――2作同時公開(『西成ゴローの四億円』『西成ゴローの四億円-死闘篇-』)となります。異例の大型プロジェクトですよね。
山崎「実はこの作品、最初はそこまで大掛かりな話ではなかったんです。私もVシネマの撮影と聞いていたくらいですから。前篇は役者さんやスタッフさんも上西(雄大)監督の身内の方が集まっていて、なんだか自主製作映画っぽい手作り感があるなと思っていました。それが後篇(死闘篇)になると予算も格段に増え、登場する俳優さんたちも一気に豪華になっていき…」
――つまり途中で事情が変わったということですか?
山崎「ありがたいことに前篇を見て『これは素晴らしい!』と気に入ってくれた関係者が大勢いたらしいんです。プロデューサーの奥山和由さんとか、吉本興業の方とか…。それでスケールがどんどん大きくなっていったんです。上西監督も気合いがすごく入っていて、すでに第3弾以降のことも頭にはあるみたいですよ。『この作品は、僕が死ぬまで撮り続ける』と宣言していましたしね。私が言われたのは『山崎さんは奥さん役だから、途中で辞められたら困ります。最後まで付き合ってくださいね』ということ。生半可な覚悟じゃできないなと思いました」
気付いたら本格派女優に
――『男はつらいよ』のように、同じキャストで続く長編作品になると。山崎「そういうことです。この作品は上西監督のライフワークになるだけではなく、私にとっても女優として大きなターニングポイントになるはず。少しでも多くの人に楽しんでいただけたらと願うばかりです」
――近年の山崎さんは苦渋に満ちた女性を演じる機会が多いですが、20代の頃は陽気なバラドルとして活躍していましたよね。そのギャップに驚かされます。
山崎「それ、よく言われるんですよね。でも、私自身はさほど変わっていないんですよ。今でも20代の頃と同じくあまり悩まない…というか、悩んでも寝たらすぐ忘れちゃう性格。一度お仕事を休んだ時期もあったから、世間が私を見る目が変わったという面はあるかもしれないですね」
――気付いたら、本格派女優として扱われていた?
山崎「でも今にして思うと、20代の頃は、悩みを抱えていたかもしれないな。デビュー当時の私というのはしゃべり方もアホっぽかったし、精神年齢も周りより幼かったんですね。それはバラエティータレントとしてのキャラ付けとかではなく、素で能天気ということなんですけど(笑)」
――当時は、そこが持ち味だったんでしょうけどね。
山崎「だけどお芝居の仕事をする際も普段の甲高い声でセリフをしゃべっていると、説得力が全然ないし、演技が下手に見えちゃうんです。友達からも『真実ちゃん、お芝居に向いていないよね』って言われていたし、自分でも行き詰まりを感じました。だから直さなくちゃいけないと思って、普段の生活から意識的に低い声を出すように気をつけ始めたんです。それって小さな変化かもしれません。でも、自分にとっては大きな一歩だったんですよね」
――自分を意識して変えるって難しいですからね。
山崎「20代の前半はグラビアのお仕事もたくさんやらせていただきましたけど、『だけどこれ、いつまで続けられるんだろう?』という不安も抱えていたんです。私、グラビアは素晴らしいお仕事だと誇りを持っていますし、山崎真実というタレントを知ってもらうための大事な場だと考えているんですね。ただ当時はまだ『グラビアをやっている=お芝居ができない』という偏見も残っていたので。それで自分はどっちの道に進めばいいのか、かなり悩んでいた記憶があります」
――でも、グラビアも20代で卒業したわけではなく、一昨年も写真集を発売していますよね。
山崎「そうですね。グラビアは一度やめたものの、30代になってから復帰したという流れです。やっぱり応援してくれる方がいるなら、その声に応えたいですし。それで『求められているうちは、グラビアをやり続けます!』と伝えたんですけど、ここに来て少し揺れているんですよ」
グラビアは挑戦! 面白いアイデア下さい♡
――なぜでしょうか?山崎「私にとってグラビアは『挑戦』という要素が強いんですよ。せっかく撮影するんだったら、同じことをやっても仕方ないじゃないですか。でも、もうやり尽くしてしまったんじゃないかなって…。露出的にも限界まで脱いでいるし、『これだ!』というアイデアが湧いてこないんです。もし『週刊実話』読者の方で私のグラビアを求める人がいたら、面白いアイデアを下さい(笑)」
――今後の活動は、どんなビジョンがありますか?
山崎「最近は陰がある人物や幸が薄い女性を演じる機会が多かったから、私自身が暗い女だと勘違いされている節もありまして(笑)。でも、それは私にとって嬉しいことでもあるんです。20代の頃はいろいろやったものの、結局、自分のイメージが定着しなかったですから。『暗い役ばかりやる人』というイメージが私にあるのだとしたら、とことんそのイメージに乗っかっていこうかなと開き直っています。『暗い女をやらせたら、やっぱり山崎はいい味を出すよな』と言われるようになれば最高ですね」
――仕事以外の目標は?
山崎「とりあえず趣味を作る! 私、本当に趣味がないんですよ。今回、映画で共演させていただいた木下ほうかさんも私と同じく完全な無趣味人間だったらしいんです。だけど仕事が急に忙しくなった時期があって、そのストレスから逃れるために趣味を作ったら、超多趣味人間に変身したらしくて(笑)。ほうかさんの話を聞いて気付いたのは、逆に暇で時間が余っている人って趣味をあまり持っていないんですよ」
――それはありますよね。家事や子育てをサボるような専業主婦は、意外に無趣味だったりしますし。
山崎「暇な人ってストレスも抱えていないから、別に趣味なんて作らなくてもいいんでしょうね。そう考えると、今の私が無趣味なのは仕事をやっていても余力がまだ残っているということ。自分の趣味を作るためにも、まずは『仕事が忙しすぎる!』という切迫した状態を作らなくちゃいけない。となると、これからもっと徹底して暗い役を演じていく必要がありますね。…ん? なんの話をしているのか自分でも分からなくなってきましたが、とにかくお仕事は全力で頑張りたいと思います(笑)」
山崎真実(やまさき・まみ) 1985年、大阪府出身。2004年に芸能界デビューし、グラビアアイドルとして活躍する一方、アクションシーンや個性的な役柄も辞さない女優としてテレビドラマや映画などにも出演し注目を集める。
『西成ゴローの四億円』は新宿K'sシネマほか全国順次公開中。『西成ゴローの四億円-死闘篇-』は2月19日(土)より新宿K'sシネマほか全国順次ロードショー。 監督・脚本・プロデューサー・主演◎上西雄大 製作総指揮◎奥山和由 出演◎津田寛治、山崎真実、奥田瑛二、ほか 配給◎吉本興業、チームオクヤマ、シネメディア
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