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JRA重賞『京都記念』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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今週から関西の競馬は阪神開催となり、このレースも昨年に続いて阪神で行われる(京都は改修工事中)。一昨年はクロノジェネシスが勝ち2着にカレンブーケドール、昨年はラヴズオンリーユーが優勝と、2年連続でワールドクラスの牝馬が上位に好走。

今年はそういった存在のエントリーはなさそうだが、過去10年を振り返っても、出走数こそ牡馬が大きくリードしているものの、好走率は牡馬と牝馬の差はほぼない。

★軸馬=ユーバーレーベン
昨春は、豪快な追い込みでオークスを制したユーバーレーベン。その後は脚部不安で調整が思うように進められない時期もあって、秋華賞13着、ジャパンC6着と掲示板を外しているが、調子さえ戻れば、また上位を賑わしてくれそう。阪神芝2200メートルは、父ゴールドシップが宝塚記念を連覇したコースでもある。この馬も距離は問題ないだけに、春のGⅠシリーズへの飛躍のきっかけにしたいところだ。

★相手=サンレイポケット
毎日王冠6着、天皇賞・秋4着、ジャパンC4着と、近走はハイレベルのレースで健闘が目立つサンレイポケット。特にGⅠ2戦の1~3着は、エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリア、シャフリヤール、オーソリティといった強豪ぞろい。そのあたりを相手に4着に食い下がったのだから価値は高い。今回はメンバーが大幅に楽になるだけに、そろそろ馬券圏内突入があってもいいだろう。右回りは約2年ぶりとなるが、【1・2・1・4】と半数で馬券絡みを果たしており、過度に気にする必要はない。

★相手=レッドジェネシス
重賞では、GⅠのダービーが11着、菊花賞が13着と苦戦しているのに対し、GⅡの京都新聞杯では1着、神戸新聞杯では2着と、2戦2連対のレッドジェネシス。しかも、GⅡの2戦はいずれも2200メートルだった。今回は、当然期待がかかる一戦だ。良馬場以外では①②着なので、馬場が渋れば、より有利となる。

地力は引けを取らないラーゴムに注目!

★相手=レッドガラン
前走の中山金杯で重賞初制覇を果たしたレッドガラン。先団馬群の中で脚をため、直線では弾けるように伸びて後続に2馬身半差をつける快勝だった。2走前のリゲルSが3着で、2戦連続の馬券圏内を記録したのは、約2年ぶり。明け7歳と、もはやベテランの域だが、近走のパフォーマンスは年齢を感じさせない。2200メートルは初でも、阪神では【4・0・3・4】と実績があるだけに、こなしてくれるのではないか。斎藤騎手とも4戦③④③①着と相性は上々だ。

★相手=ラーゴム
ここまで10戦して【3・2・0・5】という成績のラーゴム。連対か二桁着順という極端な成績だが、きさらぎ賞では、先日の日経新春杯を制したヨーホーレイクを破って勝利しており、地力はここに入っても引けを取らない。ポジションが悪くなったときは、そのまま追い上げることなく馬群にのまれているので、まずは前半のレース運びがポイントになってきそう。

★相手=マリアエレーナ
古馬の重賞初挑戦となった前走の愛知杯は、好位からしぶとい走りで2着に粘り込んだマリアエレーナ。53キロの軽ハンデもあったとはいえ、力をつけているのは間違いない。今回は牡馬相手の別定戦ということで、取り巻く条件はきつくなるが、2200メートルは勝ち鞍もあり、現状の勢いでどこまで上位に食い込めるか。

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