甘利明氏 (C)週刊実話Web
甘利明氏 (C)週刊実話Web

自民党・甘利明前幹事長が大炎上!コロナ治療薬の情報漏洩か…

去る2月6日、政府は塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルス軽症者向け飲み薬について、最終段階の治験完了前の実用化を可能とする「条件付き早期承認制度」を検討すると発表した。


現在、最終段階の治験が約2000人の患者参加を目標に進められており、数百人規模の中間解析で顕著な有効性が確認されることなどを条件に適用することが想定されているという。


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岸田文雄首相も翌7日の衆議院予算委員会で、「経口治療薬(飲み薬)の開発は大変重要だ」と述べ、「研究開発への支援のほか、治験費用への補助など実用化を加速するための支援も実施しており、しっかり後押したい」との考えも示した。今後、条件が整えば今春中にも実用化される可能性がある。


この報道に対し、感染症の専門家や医師からはさまざまな意見が噴出。おおむね、新薬が出ることは喜ばしいとしたものの、〝病気からの回復〟〝死亡率を下げる〟という最も大切な指標が証明されていない点に疑問を抱く声が多く上がった。


そんな中、この治療薬について、甘利明前自民党幹事長が塩野義製薬の発表前日に、こんなツイートをしていた。
《塩野義製薬が開発中のワクチンと治療薬の治験報告に来ました。日本人対象の治験で副作用は既存薬より極めて少なく効能は他を圧しています。アメリカ政府からも問合せがある様です。ワクチンは5月めど治療薬は2月中にも供給は出来ます。外国承認をアリバイに石橋を叩いても渡らない厚労省を督促中です》

医薬品全体の信頼に関わる問題

これに対し、一部からは喜びの声が寄せられた一方、
《シャレにもならない。製薬会社が未承認の薬の情報を与党議員に漏洩。それを自慢げにツイッターに上げて厚労省への圧力をニオわす。塩野義製薬は陳情する相手を間違えたようだ》

《シオノギの治療薬はまだ第二相のFase2で、臨床試験終わっていないです。臨床試験が終わってないのに、厚労省は承認できないですし、新薬についてアメリカから問い合わせがあるというのは、企業秘密ではないでしょうか…? 甘利さんいろいろと大丈夫???》


《この件は塩野義の治療薬の有効性ウンヌンは置いておいたとしても、医薬品の審査や承認が科学的なデータに基づくものではなく、ロビー活動や政治力でどうにかなると誤解を与えてしまったことが非常にクリティカルかつ腹立たしい問題です 医薬品全体の信頼に関わる問題。なぜこれが騒がれないのか?》
などなど、インサイダー情報流し、機密情報漏洩、厚労省への圧力等々、甘利氏に対して批判が投げつけられる事態となり、大炎上してしまった。

塩野義製薬はコロナの治療薬について情報を公開しており、インサイダー情報にはあたらないが、甘利氏自身が「厚労省に催促中」と記している以上、政治的圧力をかけていると言っても過言ではない。しかも塩野義製薬の治験結果は、現時点でまだまだ多くの人のデータを解析しなければならない状態だという。


果たして、甘利氏はどう反論するのか注目したい。