ソフトバンクにコテンパンにされようとも、その方針は簡単には変わらない。ヤクルト・山田哲人のチーム残留が発表されるやいなや、巨人の大大大好きな〝FA補強構想〟は次の段階に進まざるを得なくなった。
「今季のFA市場の目玉は、中日の大野雄大と、その山田でした。この2人が移籍市場からいなくなったことで右往左往している間に、日本シリーズではあんな辱めにも遭った。早くも視線は再来年に向けられていますよ」(スポーツ紙記者)
今季の山田の成績は、打率2割5分4厘、12本塁打、52打点。山田らしからぬ成績に終わったのは間違いないが、ケガや不振で94試合にしか出場できなかったことも、残留の一因となったようだ。
〝山田の移籍先〟と本命視されていた巨人だが、今回の残留表明について、何のコメントも発していない。しかし、こんな見方もされている。「本命は別にいたのではないか」、と…。
少年時代にG党だった鈴木誠也
「広島の外野手、鈴木誠也ですよ。順調に行けば、鈴木が国内FA権を取得するのは2022年ですが、21年取得予定の野手はDeNA・宮﨑敏郎、日本ハム・近藤健介など。投手では広島の大瀬良大地や九里亜蓮がいます。野手を獲得せずに広島の投手勢にいけば、鈴木への間接的なアピールになります」(同・記者)
「鈴木の巨人行き」を予想する声には、いくつかの根拠がある。東京出身で、少年時代にG党だったことは今さら触れるまでもない。昨年8月に結婚した、元新体操代表でキャスターの畠山愛理夫人も、活動の拠点は東京だ。
また、丸佳浩の巨人移籍も影響しているとされている。大瀬良、九里にもアクションを起こせば、鈴木もグラッとくるはず、と見られているのだ。
「先日のドラフト会議で近大・佐藤輝明の獲得に失敗し、スラッガータイプの補強は必須です。自前の大砲育成には時間がかかりますので」(同)
永久不滅の巨人軍。何はともあれ、いい選手をバンバン獲得してガンバってほしいものだ。
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