ますます感染拡大を強めている新型コロナウイルスの変異株オミクロンが、芸能界にも大きな影響を与えている。このまま感染拡大が進行した場合、各テレビ局は、かつて例のない大リストラ策に着手しなければならないからだ。

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「現在、オミクロン株は感冒程度とされるが、いずれ変異を繰り返す過程で猛毒化する亜種が出てくるかもしれない。そうなれば、再び緊急事態宣言が発令され経済が止まってしまう。すでにスポンサーの大半がネットに流れている状況下、各テレビ局は小さなパイを奪い合う状態になっている。もはや限界点に達するのも時間の問題だという話だ」（キー局編成関係者）

各テレビ局がリストラ断行策に心悩まされる中、局内外から一斉に後ろ指を指されているのが大御所と呼ばれた芸能人の面々。昔の威光で1番組300万円～400万円台という高いギャラがネックになっている。

事実、昨年から今年にかけて『ガッテン！』（NHK）の立川志の輔、『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』（ABC）の上沼恵美子、『バイキングMORE』（フジテレビ系）の坂上忍、『新・情報7daysニュースキャスター』（TBS系）のビートたけし、『新婚さんいらっしゃい！』（ABC）桂文枝らの降板が発表された。

世代交代を理由に一斉入れ替え！

「リストラされた芸能人に共通しているのが高額なギャラです。立川はNHKでは破格の1本100万円～。坂上は120万円～。上沼は180万円～。たけしは300万円～。昼帯なら夜帯の3分の2以下のギャラになるが、上沼、文枝、坂上らは夜帯と同じ額で計算されていた。過去の華々しいキャリアに物を言わせてきた最後の芸能人です」（事情通）

オミクロン株が猛威を振るうテレビ界において、ギャラが高い有名人もリストラの対象だ。

「テレビ局の密かなターゲットとして、『サンデーモーニング』（TBS系）の関口宏、『朝まで生テレビ！』（テレビ朝日系）の田原総一朗、『徹子の部屋』（同系）の黒柳徹子、『シューイチ』（日本テレビ系）の中山秀征、『所さんの目がテン！』（同系）の所ジョージ、『Live Newsイット！』（フジテレビ系）の加藤綾子らの名前が最有力視されています」（同）

各テレビ局は世代交代という美辞麗句の名の下、昨年以上にリストラを加速させ、生き延びようとしているのだ。

「『次世代の若手にバトンタッチしてもらう』と言えば聞こえはいいが、実情はただのリストラ。ギャラの高い芸能人にはこの際、お引き取り願おうと考えているんです」（芸能関係者）

もはやテレビ界のリストラは待ったなし。