
“パパ活”“ジジ活”最前線緊急リポート!アイドル、モデル続々参入
新型コロナ・オミクロン株の感染爆発で、パパ・ジジ活市場も大混乱に陥っている。現役アイドルや有名女子大生などが続々参入中だが、金持ちを手放すまいと〝即日売春〟も横行。ついには東京・池袋で〝路上ジジ活〟の末に、殺人事件まで起きてしまった。パパ・ジジ活最前線を緊急リポートした――。
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まずは全国紙社会部記者が、池袋・ホテル殺人事件について解説する。
「職業不詳の藤井遥容疑者(24)が1月21日に、池袋のラブホテルで82歳の男性をカッターナイフで刺したとして殺人容疑で逮捕されました。事件当日、藤井容疑者は男性と池袋路上で会い、直後にホテルに入った末、何らかのトラブルになったとみられますが、警視庁の調べに〝パパ活をしていた〟と供述しているようです。犯行後、一緒に逃げたとして、逮捕された知人の男2人に対しては、日ごろの稼ぎの一部を渡していたとの情報もあり、パパ活を〝仕事〟にしていた可能性があります」
パパ活とは一般的に、食事やデートをする代償として小遣いをくれる男性を見つけ、実際に金をもらう行為を指す。ただ、コロナ禍で第6波の感染急拡大の影響が重なり、同事件のように街中で男性を物色する〝ストリートパパ活〟も目立っているという。
事情に詳しい風俗ライターが解説する。
「オミクロン株拡大で、感染を警戒する中高年の金持ち男性が遊びを控え始め、高条件の相手を見つけるのが困難になっています。そのため最近、ネットを通じてパパ活をしていた女性たちが、東京の繁華街である池袋、新宿・歌舞伎町などに集まり、金を持っていそうな高年者に路上でアプローチしたり、逆に声を掛けられるのを待つ現象が起きています。食事やお茶を挟む場合もありますが、1回2万円程度もらっていきなりホテルに直行する若い女性も多い。呼び方こそパパ・ジジ活ですが、一昔前の〝路上売春〟と変わらないですよ」
歌舞伎町といえば、中心部にある新宿東宝ビル界隈に集まる行き場のない少年や少女らが、通称「トー横キッズ」と呼ばれている。最近、トー横キッズらの周辺で事件が続発したことから、社会問題視された。そのトー横エリアで一時、路上パパ活をしていた女性(18)に話を聞くことができた。ロリータ風のミニスカ服を着て髪を一部青く染めた、いわゆる〝地雷系〟と言われる外見だ。
公式サイトにも載っていたガチのアイドルが…
「コロナ禍で親が家にいるのが嫌になって昨夏、家出同然で歌舞伎町に来ました。時々、ガールズバーで働き、〝パパ〟を探してトー横界隈をウロウロしていたのですが、声を掛けてきた人の良さそうな高齢者やおじさん計5~6人と1回2万円で、その場でホテルに行きましたよ。〝パパ〟になることをOKしたうちの2人とは、月数回ずつ今でも大人の関係を続けてます。でも、中にはホテルで金を払わず、暴行してきた男もいて、すごく怖かった。路上パパ活はかなり危ないと思いますね」従来からあるパパ活界でも、焦る女性が目立っているという。特に、感染者急増でライブやイベントの先行きが不透明になった今年1月中旬以降、現役アイドルや本物女優が、出会い系アプリやサイトで〝定期資金源〟探しを始めたようだ。ある人気アプリを見ると、職業を「芸能関係」「モデル」「女優」などとしている女性がいる。
何人もの〝ジジ〟をしている都内の60代会社経営者が耳打ちする。
「パパ活サイトに『芸能の仕事をしています』と書いているかわいい写真の娘とメッセージをやり取りすると、『本物のアイドルです』と返信がきました。1万円で食事だけする約束で会ったんです。すると、すごい勢いで『3万円いただければ今日、ホテル行きますよ。コロナでまた仕事が減っちゃって』とモー烈に売り込んできました。『ガチアイドルと証明してくれたらいいよ』と答えたら、芸名を教えてくれ、自身のグループの公式サイトもスマホで見せてくれましたから興奮モノです。声はキュートだし、それでいてボディーはナイスで大満足。〝月2回は会ってください〟と懇願するので、即OKしました。別の日には有名舞台に出ている演劇女優にも出会い、ホテルへ直行しました。ホテルでは〝パパになって〟と直談判されましたね」
パパ活サイトを頻用している、ファッション誌モデルの現役有名女子大学生(20)にも接触、男を巡る下半身争奪バトルの厳しい現状を明かしてくれた。
「オミクロン株が拡大してから女遊びをする金持ちが再び家にこもり、高条件で会ってくれる男性が減りました。先日、ようやく70代の優しく裕福なおじいさまとお会いしお茶しました。私の若いカラダで虜にさせないと、ほかの女に奪われちゃうので、いきなりホテルに誘っちゃいました。モデルで有名大学に在籍しているので、これまでは強気に5万円を求めていましたが、3万円まで大幅値下げしましたよ」
出会いカフェで即交渉するキャバ嬢
夜の街もカオス状態だ。パパ探し目的でキャバクラに短期入店する女性が続出しているというのだ。複数のキャバクラ経営にかかわる都内の40代男性が内情を語る。
「最近、明らかに〝パパ活〟目的でキャバに体験入店し、上筋の中高年客の連絡先だけゲットして数日ですぐ辞めてしまう子が多くなっています。キャバに長期間勤務すると感染リスクが高くなるため、パパだけ見つけてすぐ店を辞め、後は個別に連絡を取るのでしょう。品のいい金持ちそうな男性が1人で来店すると、そうした嬢から〝あの人につけてください〟と猛アピールされますからね。その日のうちにアフターして、上客とホテルに行ってガッチリ押さえる子も結構いるようです」
また、東京都近郊に10店前後あり、マジックミラー越しに男性が女性を指名してトーク後、外出する「出会いカフェ」にも、こうしたアイドルやキャバ嬢らが顔を出し、パパ発掘に熱い戦いを繰り広げているという。
「コロナ禍が続く以上、高条件のパパを数人ゲットして、その人たちとだけ会う方が安全。だから今年に入ってキャバは休んで、代わりに出会いカフェに行っています。男性客も多くないし、最近、出会いカフェには現役の地下アイドルやモデル、有名企業のOLら美人が増え、バトルが激しいんです。だから指名してくれたら店内で〝タイプです。継続的にパパとして会ってほしいです〟とキャバのテクニックで甘えるように交渉して、直後にまずはホテルに行ってしちゃうんです。男性もこの時期、不特定多数の女性と遊ぶのは危険ですから、一度気持ち良くさせれば、その後、何度も会ってくれます」(都内の20代キャバ嬢)
ただ、パパ活が事実上、売春化していく中で、深刻なトラブルも相次いでいる。冒頭の池袋ホテル殺人事件のような密室内での揉め事だけでなく、クスリや盗撮、美人局などだ。
「女性が焦ってすぐ売春するなど、パパを見つけようとすればするほど、男性側が有利な立場になります。男性がホテルの室内で金額を値下げ要求してきたり、覚せい剤など薬物使用を持ち掛けてきたり、隠しカメラで盗撮して映像を密売する話も続発しています。逆に、男性側も女性の背後にいる不良男たちから、後で脅迫されるなど、美人局的な被害に遭うケースも聞く。本当は互いに信頼できるまで〝何もナシ〟で会う方が安全だと思います」(前出の風俗ライター)
感染収束まで出会い系市場の波乱も、しばらく続きそうだ。
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