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JRA重賞『ジャパンカップ』(GⅠ)映画評論家・秋本鉄次の“ざっくり”予想!

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先週のマイルCSは低配当ながらも、馬連厚目第一本線だったし、三連複も当たったので、プラス決算を十二分に堅持してひと安心だった。さて今週のジャパンカップは史上空前の豪華メンツ。何しろ新旧3頭の3冠馬が揃って登場、まさに雌雄を決する大一番となった。普通、賢者はこういう〝3強〟レースは観るに限るのだろうが、競馬好きは〝観戦料〟と称して馬券を買うのが当たり前。コロナ禍での入場制限がなかったら、おそらく夢の対決見たさに競馬場には10数万人詰めかけただろうに。ボクもその1人になっていたはずだ。

3冠も含め歴代最多GⅠ8勝アーモンドアイ、今年の牡馬3冠コントレイル、牝馬3冠デアリングタクト。井崎脩五郎センセイによると3頭の馬名の一部を合わせると〝アイ・コン・タクト〟なのだそうだ。なるへそ。さてどんなアイコンタクト(目配せ)がこのレースに潜むのか? 〝アイ・コン・タクト〟BOXで買えば馬連は多分当たるだろうが、配当はトリガミかも。面白くない。ここは単勝・馬連・馬単1点、と男度胸。3頭の中で最も思い入れのあるのがコントレイル。映画馬券ならぬ映像馬券で言えば、菊花賞時にも書いたが、数年前のNHKドラマ『コントレール~罪と恋~』(レールと音引きだが)を、石田ゆり子ファンでもあるから毎回見ていたゆえ、親近感から買い続けた馬だもの。菊3千からの直行は不利のデータもあるが、気にせず、まず単勝。3倍弱か。でもダービー1.4倍、菊花賞1.1倍だったのだから、来れば〝好配当〟だ。

今年のJCのテーマは“福・ルメ”馬券の総決算!

秋GⅠは〝ルメール一番人気〟の無双状態がずっと続いた。この秋、ルメール様で稼がせてもらった恩、今回は敢えて二番手! これで引退レースのアーモンドアイには〝燃え尽き症候群〟が潜んで無念の2着が精一杯…と、勝手に皮算用をしたい。何? キタサンブラックを抜いて賞金王を狙っているので勝つ、って? う~む。

何はともあれ、馬連でデアリングタクトは蹴り、3連複、3連単のヒモまで。コントレイル本命、アーモンドアイ対抗で〝アイ・コン〟馬券にする。ここ2戦、本命・対抗で当てて気を良くしているしね。今年のジャパンカップのテーマは〝福永・ルメール馬券の総決算〟、とここは言い切ろう。何せこの秋、菊花賞、天皇賞・秋、先週のマイルCSと3回もワンツー決着でボクも恩恵を受けた。どちらかが1番人気で、他方が5番人気以上なら完璧ワンツーなのだから心強い。そうか、これがアイコンタクト(目配せ)か。今週も〝福・ルメ馬券〟でオメデトウ? 目配せで言うなら、先日、ソフトバンクが、川崎フロンターレが実力通りに圧勝! ジャパンカップも同様に強い存在がそのまま強さを発揮するはず。

まず前記の通り⑥コントレイルの単、馬単⑥→②、そして馬連②⑥。3強以外は俗に言う〝馬場掃除〟気味だが、ヒモに2頭だけ。グローリーヴェイズは川田騎乗でディープ産駒だし、心情馬券も含めて。ところで、騎手からでもこの上記4頭に乗る4騎手はリーディング1~4位。こちらも実力通りか。あと同じくディープ産駒カレンブーケドールがラッキーな1枠を引いたので、こちらも3連複⑥―①②⑤⑮―①②⑤⑮、②―①⑤⑥⑮―①⑤⑥⑮、3連単(1着固定で同じ目)に加えよう。馬券的には今週もあまり荒れない。大荒れ予定は、来週のチャンピオンズC、と予告しておこう。

秋本鉄次
映画評論家。〝飲む・打つ・観る〟〝映画は女優で観る〟をモットーに、娯楽映画、中でも金髪女優の評論にかけては業界随一。著書に『パツキン一筋50年 パツキンとカラダを目当てに映画を見続けた男』(キネマ旬報社)など。

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