お笑い芸人・小島よしおの「子ども悩み相談」の回答が大絶賛されている。
小島は現在、ネットメディア『AERA dot.』でコラムを連載中で、小学生からの数々の相談に回答しているが、2月4日に更新された記事に注目が集まっているのだ。
この日、ある小学3年生女子から寄せられたのは、「仲良しだった友だちが、他の子と仲良くなって私を仲間外れにします。悲しいです。ベストフレンドだと思っていたのに。どうしたらいいですか?」という相談だった。
小島は、「みーみちゃん、よしおに相談してくれてありがとう。なかなか人に言いにくいことを口に出すのはすごくしんどいよね。でも勇気を出してSOSを送ってくれてうれしいよ」と切り出し、「人との関わり合いのなかで僕が大切にしているのは『執着(しゅうちゃく、と読むよ)しすぎない』ってこと。執着しすぎる、っていうのは、言い換えれば『心の握手』が強すぎるってことだよ。心の握手が強すぎるとどうなると思う? 友だちが手を離そうとしているときにこっちが強くにぎってしまうと、友だちの手が痛くなってしまう。それでも友だちが無理やり離そうとしたら、こちらの手はもっと痛くなってしまうよね」とコメント。
続けて、「お互いに痛くなった手では、もう一度握手するのは難しいかもしれない。でも、ゆるく握っていれば、一度離れてもまた手を握ることができると思うんだ。いま、みーみちゃんは仲間外れにされてとても悲しいと思うんだけど、今は自分の手を痛めないためにも、握手している手をゆるめてしまっていいと思うんだよね。もしかしたら仲間外れは勘違いだったっていうパターンもあるかもしれないし。よしおは以前そういう事が実際にあったよ……(笑)」と回答したのである。
「ホント頭いいよな、この人」
ネット上では、そんな小島の回答に「素晴らしすぎる!」と称賛の声が殺到している。
《小島よしお、めちゃくちゃいいこと言ってる。すっごい共感した》
《小島よしお、平易な言葉できちんと誠実にめちゃくちゃ良いこと言うな……これはすごいわ》
《小島よしおが俺の想像の遙か上のいいこと言ってる。ホント頭いいよな、この人》
《小島よしおって全盛期よりも今の方が人気上じゃね? うちの子どもも大好き》
小島は、2007年に「はいっ、おっぱっぴー」の決めゼリフで大人気になったが、翌年からは〝来年消える芸人ランキング〟のトップに定着し、一時は仕事が激減した。
「当時は、本人もかなり悩んでいたようですが、11年に始めた子ども向けのライブで再ブレーク。20年に開設したYouTubeチャンネル『ピーヤの休日』で公開した『ごぼうのうた』のヒットを機に、野菜のレパートリーを増やし、今では子どもたちから絶大なる支持を集めています。アエラの連載も好評で、小学生からかなりの相談が寄せられているようですよ」(芸能記者)
テレビでは、すっかり姿を見る機会が少なくなっている小島だが、〝子どもの心を掴む力〟は本物のようだ。