「それ、誤診です。」がキメ台詞のフジテレビ系〝月10〟ドラマ『ドクターホワイト』が、案の定、物議を醸している。視聴率は初回11.4%、第2話10.1%、第3話10.4%と、すべり出しはまずまず。しかし、内容は「大問題」だという。
「浜辺演じる主人公の雪村白夜が、ひょんなことから総合診断協議チームCDTで働くことになります。ある日、白夜が公園で倒れているところをジャーナリスト・狩岡将貴(柄本佑)が見つけ、幼なじみの内科医・高森麻里亜(瀧本美織)の助けを借り、病院に搬送するのです。意識が回復すると、白夜はすごい医学知識の持ち主であることが判明。その後、麻里亜の父が経営する『高森総合病院』で働くことになるのです」(テレビ誌ライター)
白夜はCD画像でも分からないような病気の原因を、ちょっと診ただけで判断できる特殊能力を持っている。しかし…。
「医師でもないのに患者の個人情報を見せ診断させるなんて、全くおかしな話。第3話で狩岡に外科部長の真壁仁(小手伸也)が『彼女(白夜)はどこの学校出たの?』と聞くと、狩岡はシドロモドロで『海外のカレッジ』と言うのです。真壁部長はフ~ンと訝しんだ顔をしただけでしたが、日本では、たとえ海外の優秀な大学の医学部を卒業して医者になったとしても、日本の医師国家試験に合格しなければ医療を行うことはできません」(医学ライラー)
日本の医療は基準が厳しい…ハズ!?
2011年、東日本大震災のときにフランスの医療チームが来日。消毒と包帯巻きしかさせられず、仏チームは「われわれは包帯を巻きに来たのではない」と怒って帰ってしまったという。それぐらい日本の医療は基準が厳しいのだ。
「白夜は今のところ〝正体不明のナゾの女性〟ですが、医師たちにさまざまな提案をし、治療行為に影響を与えています。医師の証明がないので、このままなら医師法違反で逮捕は確実でしょう。こんなヤツに診療行為をさせる病院も、かなりヤバイですね」(同・ライター)
フジテレビは一昨年、薬剤師を描いたドラマ『アンサング・シンデレラ』でも、薬剤師が医師のように回診。処方する薬へのアドバイスをして問題に。また、昨年の『ラジエーションハウスⅡ』では、放射線技師が患者に治療法の変更を提案し、こちらも問題になった。
「フジテレビはブラック・ジャックのような〝闇医者〟推奨局なのでしょうか。あまりに逸脱した表現は視聴者に職業への偏見を与えかねませんよ」(同)
浜辺演じる白夜が、実はちゃんと医師免許を持っていることを願うばかりだ。
あわせて読みたい
- [New] 松本人志の復帰に暗雲漂う 吉本興業とテレビ局が「親松本」排除の動き
- [New] 朝ドラ完走の趣里、2024年はお休みの年?私生活は水谷パパも「本人任せ」
- [New] 太川陽介『バス旅』うっかりミス頻発!始発バス乗れず4連敗…「いよいよ引退か」
- [人気] 『美女ざんまい』タレント・婚活トレーナー/荒木久美子インタビュー~お立ち台の女王が“婚活の女王”に!?~
- [人気] 俺の嫁さん~宝くじに当たったような人生だった~島田洋七『お笑い“がばい”交遊録』
- [話題] 太川陽介『バス旅』うっかりミス頻発!始発バス乗れず4連敗…「いよいよ引退か」
- [話題] 朝ドラ&大河出演への近道は…NHK“フルオープン女優”びいきともっぱらのウワサ