日本テレビの〝絶対エース〟桝太一アナが3月末で退社することが、担当する『真相報道 バンキシャ!』(1月23日OA)内で発表された。4月から同志社大学ハリス理化学研究所の助教に転身し、サイエンスコミュニケーションと呼ばれる学問分野の研究に取り組むという。
「目標だった5000万円の貯金ができた3年前から各大学の研究室に顔を出し、コネクション作りを始めたんです。昨年4月には懸案だった総合司会を務めていた『ZIP!』を後輩の水卜麻美アナへバトンタッチした。憂いなく各大学にアプローチしたようですね」(日テレ関係者)
今後も桝アナは『バンキシャ!』に引き続き出演することも併せて発表された。
「桝アナの退社を事前に知った小杉善信・日本テレビホールディングス副会長が説得に動いたんです。1本50万円、週に1度の出演で年間2400万円の収入を保証した。『バンキシャ!』の放送は日曜日。大学の講義に影響はない。桝アナも断る理由がなかったようです」(事情通)
それにしても、気になるのは桝アナが人気アナのポジションを捨て去り、地味な研究職に転身する理由だ。年収だけを比較すれば、恵まれた環境にあったのだ。
「日テレは他局に先駆けてインセンティブ制を導入し、局員の年収を大幅に下げているんです。30歳で平均1000万円。一方で最高評価が付いた局員は一般評価局員の2~5倍の特別賞与が与えられる。結果、会社員として確定申告が必要な年収になるわけです。他社に引き抜かれないようにトップクリエーターや水卜アナもこうした待遇が与えられている。桝アナの年収は3000万円を超えていた」(同)
年収3000万を蹴ってでも脱出を…
日テレ上層部が好条件で桝アナを引き留めた理由は、第2、第3の桝アナを出さないためだ。
「アナウンス部の同僚や後輩アナ、さらには制作スタッフらは皆、動揺している。桝アナが日テレを退社するのはテレビ界に未来がないことを自ずと証明してしまったからです。ネットに押される中、テレビというメディアの限界、いや終焉が確実に近づいている。日テレが視聴率トップを維持している内に転職した方が自分を高く売れるわけです。年収3000万円を蹴ってでも、脱出を試みた桝アナの危機感は相当なものですよ」(日テレ幹部)
桝アナは、しばらくOLの妻と別居生活をすることになるという。
「研究所は京田辺市ですが、同志社の本キャンがある御所近くの今出川にマンションを購入している。ここらに桝アナの不退転の決意を感じますね」(前出・事情通)
転職先での〝桝々〟のご発展を祈るばかりだ。
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