急性大動脈解離のため11月18日に急逝した東映グループ会長の岡田裕介さん(享年71)の密葬が22日、都内の寺院で営まれた。
密葬には親族をはじめ東映の手塚治社長ら関係者が参列。岡田さんがプロデュースした作品に数多く主演した女優・吉永小百合も駆けつけ、最後の別れを告げた。
吉永はかなり憔悴した様子で、ほとんど言葉を発することはなく、涙こそ見せなかったが、焼香の際には遺影と向き合って話し掛けている様子。出棺の際には、所属事務所のスタッフにもたれかかるようにしながら手を合わせるなど、立っているのが精いっぱいだった。
「岡田さんは、吉永と故・高倉健さんが初共演した1980年の『動乱』で吉永の出演作を初プロデュース。以降、東映での主演作のほとんどを手掛けて吉永を支えてきました。また、吉永は地方でのロケの際、体育館などのプールで泳ぐのが日課でしたが、その際、岡田さんも一緒に入って〝ボディーガード〟の役割を担っていたのは有名な話です」(映画業界関係者)
“フォーカス”された吉永小百合
そんな岡田さんだが、吉永の〝たった1人の不倫相手〟だったともっぱら。1986年、岡田さんが自宅で吉永と2人きりの時間を4時間ほど過ごした後、助手席に乗せて送る姿を写真誌『フォーカス』(新潮社)に激写されてしまったのだ。
当時、吉永は「これから撮影に入る東宝の映画の台本を、岡田さんに読んでもらっていた」という苦しい弁明をしていた。
「ある人物が出版社に掛け合い、決定的な写真が載ることはなかった。岡田さんに聞いても、口をつぐむばかり。吉永との関係を〝墓場〟まで持って行きましたね」(ベテラン芸能記者)
吉永も、あの日の出来事を語ることは永遠にないだろう。
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