森友学園をめぐる財務省の「公文書改ざん事件」を題材にした米倉涼子主演のNetflixオリジナルドラマ『新聞記者』が1月13日から配信され、人気を集めている。
国内視聴ランキングでは『梨泰院クラス』や『愛の不時着』といった韓国ドラマ、人気アニメ『鬼滅の刃』などとともに連日トップ10入りし、1位を獲得することもあったほどだ。
「松坂桃李とシム・ウンギョンがW主演した2019年公開の映画版よりも、国民が大きな関心を寄せていた森友問題をテーマにしているので、話が分かりやすい。吉岡秀隆や寺島しのぶらの演技派に加え、若手で台頭中の横浜流星などが米倉の脇を固めているのもポイントです。そのおかげで、若い世代も視聴しているようだ」(映画関係者)
当初、制作が発表された時点では、米倉とプライベートでも親交がある小泉今日子の出演も決定していたが、撮影開始直前に辞退していた。
オスカーに所属していれば…
発売中の『週刊文春』(文芸春秋)によると、小泉は、寺島が演じている自殺した官僚の妻・赤木雅子さん役に抜擢されていたが、「遺族の許可なく」撮影が進んでいることを問題視。制作側との打ち合わせの際、赤木さんの許可について再三確認したが、プロデューサーから「完全なフィクションなんだからいいじゃないですか」と言われ、直前に降板したというのだ。
「小泉さんは、台本も読み込み、衣装合わせも終えていたそうです。彼女は、森友問題が騒がれている際に、自身のツイッターで関連記事を拡散させるなど、大きな関心を寄せていました。それだけに、〝赤木さんの許可が得られないこと〟が、いかに大問題であるかを理解していたのでしょう。昔から義理人情を重んじる小泉さんだけに、降板も納得です。そもそも、日本のテレビ局や映画会社なら、赤木さんの許可なしで制作にゴーサインは出さないはずですから」(テレビ局関係者)
一方、世界進出を視野に入れている米倉は、全世界で配信される同作の舞台裏を暴かれ、キャリアに傷がついた格好だ。
「ギャラは、全6話で7000万円とも言われています。米倉さんにとっては、世界進出への足がかりになる作品だったはずですが、真逆の結果になりかねませんよ。オスカープロモーションに所属していれば、小泉さんが揉め始めた時点で、出演を見合わせる判断になっていた可能性が高い」(同・関係者)
大手芸能事務所・オスカーから独立した米倉は、こうした〝判断ミス〟も、すべて自己責任となる。今ごろ、独立を後悔しているかもしれない。
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