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わくわく『地方競馬』情報~第71回川崎記念

『地方競馬』情報
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

地方全国協会(NAR)は1月17日、『NARグランプリ』の表彰馬と表彰者を発表。年度代表馬には、地方馬で初めてJBCクラシック王者に輝いた4歳以上最優秀牡馬のミューチャリー(牡6)が選ばれた。

また、同馬は地方競馬ファン投票MIHでも総合1位に輝き、うれしいダブル受賞。JBCクラシック後の東京大賞典こそ4着と敗れたが、さらなる高みを目指し2月26日のサウジC(GⅠ・キングアブドゥルアジーズ競馬場)へ出走する可能性も出てきた。昨年に続き歴史的快挙を成し遂げる瞬間を期待したい。

また、ミューチャリーに年度代表馬の座こそ奪われてしまったものの、昨年の南関東馬活躍の流れを作ったカジノフォンテンも「ダートグレード競走特別賞」を受賞。中央馬を含めて選考される同賞を地方馬が受賞するのは、創設14年目で初めてとなる。

昨年の『川崎記念』では、10年ぶりとなる古馬混合の中距離以上のGⅠを制し、勢いをそのままに地元船橋のGⅠ『かしわ記念』を制覇。例年ならば間違いなく「年度代表馬+4歳以上最優秀牡馬」に選出されていただろう。

船橋競馬生え抜きの2頭が、地方競馬をけん引していく姿を、今年も楽しみにしたい。

レジェンドホースたちが名を刻む『川崎記念』

さて、川崎競馬では2月2日、年明け最初のJpnⅠ『川崎記念』(2100メートル)が行われる。フェブラリーSやドバイワールドCに向けても注目される一戦。地元南関東勢の活躍が目立った傾向にあり、勝ち馬には1998年・99年にアブクマポーロ(船橋)、2000年インテリパワー(川崎)、04年エスプリシーズ(川崎)、06年アジュディミツオー(船橋)、11年フリオーソ(船橋)と、地方競馬を代表するレジェンドホースたちが名を刻む。

その後は、地方馬が勝利から遠ざかっていたが、昨年、前出のカジノフォンテンが10年ぶりの地方馬勝利をもたらした。同馬は今年も出走予定。

例年、掲示板を賑わすトップホースたちも中央から参戦予定だが、カジノフォンテンが狙うのは連覇のみ。船橋競馬の先輩でもあるレジェンドホース・アブクマポーロの偉業に並ぶことができるのか、注目したい。

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