今週末からは、早春の東京開催がスタート。中山から東京に替わって、直線の長さを利した追えるジョッキーたちが台頭する。穴を出している達者な男たちはこちらだ!
【第1位】Mデムーロ騎手…かつてほど勝ち星量産状態ではないが、勝負強さは健在のMデムーロ騎手。特に目につくのが、渋ったダート。良馬場以外のダートでは【2・1・0・3】と、騎乗数は多くないものの半数を馬券圏内に導いている。芝でも【1・1・2・12】と悪くないので、スピードが出る馬場の方が得意ということなのだろう。
【第2位】吉田隼人騎手…白毛牝馬ソダシの鞍上としても名を馳せている吉田隼人騎手。近年、この時期は裏開催の小倉で騎乗することが多く、東京で目にするチャンスは少ないかもしれないが、狙うとすれば、3戦③①⑮着のダ1300メートルか、4戦③①⑦⑪着の芝1400メートル。いずれも高確率で馬券圏内に入っている。
【第3位】福永祐一騎手…昨年の当ランキングではトップだった福永騎手だが、ここ2年、この時期の東京で6番人気以下に17回騎乗し馬券圏内ゼロ。ランキングを落としてしまったが、依然として高数値ではあるので、今年も注目すべきだろう。平場より特別競走の方が数字が良好で、重賞では5戦して二度の3着がある。フェブラリーSは、ワイドファラオで2年連続参戦し⑫⑭着と振るわなかったが、そろそろ穴を出す頃かもしれない。
丸山騎手は3連単2000万超馬券の立役者
【第4位】丸山元気騎手…芝とダートを比較すれば、芝の方が成績は優位。中でも1800~2000メートルでは【4・0・3・11】と4割近い複勝率を誇る。さらに絞り込めば、この距離の新馬戦で牝馬に騎乗した時は③①⑪着。条件に合致するレースがあれば積極的に狙いたい。一方、ダートでは1400メートルが【0・2・1・13】とまずまずの成績で、その中には、昨年2月に単勝188倍の15番人気馬マイグレーションで2着に入り、3連単2073万馬券(3連単歴代4位の高配当)の立役者となったレースも含まれる。
【第5位】三浦皇成騎手…芝では2000メートル以上で【2・0・2・8】、ダートでは1600メートル以上で【0・3・1・12】と、どちらも長めの距離で成績がいい。逆に、芝の1600メートル以下では【1・0・0・22】、ダートの1300メートルは【0・0・0・4】。この傾向は、頭に入れておいて損はないだろう。クラス別では、3勝クラス~OP特別が【2・2・1・7】と狙い目だ。
《1~2月東京穴騎手ランキング》(6番人気以下、複勝率ベスト5)
〇Mデムーロ【3・4・2・26】25.7%
〇吉田隼人【2・1・4・29】 19.4%
〇福永祐一【1・1・5・33】 17.5%
〇丸山元気【5・2・8・74】 16.9%
〇三浦皇成【4・3・5・65】 15.6%
※集計期間は2017年~2021年の1月~2月のみで、期間中に6番人気以下に30回以上騎乗していたJRA所属の現役騎手が対象。