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橋下徹氏“ヒトラー呼ばわり”反論にブーメラン!過去発言を発掘される…

橋下徹氏
橋下徹氏(C)週刊実話

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏に〝ブーメラン〟が炸裂してしまった。コトの発端は、1月21日に投稿された菅直人元首相のツイートだった。

菅元首相は今夏の参議院選挙に向け、日本維新の会との対決姿勢を鮮明に。荒々しい物言いの一方で同党の政治スタンスが曖昧なことを、《橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧》と指摘。ツイートの最後では、《主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす》と、ナチス・ドイツを指揮したアドルフ・ヒトラーとの類似点も述べた。

これに対し、橋下氏は23日に連続でツイート投稿。その中で、《ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的には御法度。まあ今回は弁舌の巧みさということでお褒めの言葉と受け取っておくが。それよりも強い野党を本気で作る気があるなら、大阪では自民に圧勝している維新政治を謙虚に研究すべき》と反論したのだった。

しかし、ここで過去に自身も〝ヒトラー呼ばわり〟をしていたことが発覚する。実は橋下氏、2017年2月18日のツイートで、京都大学の藤井聡教授に対し、《結論先にありきで橋下府政前後のトレンド分析や大阪都構想と現状の府市との比較分析をせずにとにかく反橋下・反維新だけ。自分が一番賢いと勘違い。僕のことをヒトラー呼ばわりしておいてお前の顔の方が安もんのヒトラーだろ! お前の家には鏡がないのか!》と怒りをぶちまけていたのだ。

「さすがダブルスタンダード」

さらに12年6月4日には、《ヒットラーは大虐殺者であって、人を批判するのにヒトラーに似ているなんて言っちゃいけない。それが国際マナーだ》とも投稿。一貫してヒトラー呼ばわりを批判する割に、自身は天敵である藤井教授をヒトラーと呼んでいた。

この過去発言は誰からともなく発掘され、すぐさま笑いものに。ネット上は、

《こいついっつもブーメランだな》

《自分は相手をヒトラー呼ばわりしといて、自分がそう呼ばれた途端顔真っ赤になって相手を罵倒するの心に余裕がない》

《お前の顔の方が安もんのヒトラーとかただの暴言じゃん》

《物忘れすごいな》

《さすがダブルスタンダード橋下》

など、嘲笑の嵐となってしまった。

藤井教授に

《お前の家には鏡がないのか!》

と言い放った橋下氏だが、どうやら「自身こそ過去の自分を見てほしい」と思っている人もいるようだ。

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