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JRA『ジャパンカップ』(GⅠ)史上最強馬決定戦に“異物”混入で大盛り上がり!

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「史上最強馬決定戦」と競馬ファンを騒然とさせているジャパンカップ。コントレイル(牡3歳)、デアリングタクト(牝3歳)という無敗の三冠馬に加え、芝GⅠで8勝目を挙げた現役最強馬・アーモンドアイ(牝5歳)が出走することで、競馬界の千両役者がそろい踏みし、史上空前の盛り上がりを見せている。

そんな世紀の頂上決戦に、何とも場違いな馬が参戦する。ヨシオ(牡7歳)だ。出走すればヨシオにとって、2015年7月のデビュー戦以来の芝挑戦。約5年間ずっとダートで走り続けており、68戦6勝。主な勝ち鞍はダート1200メートルのオープン競走、ジャニュアリーSのみで、地方交流のGⅢで2着が一度あるが、今までGⅠ挑戦はなく今回が69戦目。今年11戦目の猛烈なタフ馬なのだ。

「スタートしてから半分くらいは先頭を走れるハズ」

ヨシオのジャパンカップ参戦を受け、ネット上では《何かの間違いじゃないの》《さえない親父と同じ名前だ》《相撲で言うと横綱VS幕下》など、笑いのネタになっていた。芝2400メートルで1着賞金3億円のジャパンカップは、ヨシオとはあまりにも無縁の世界だからだ。

しかし、アーモンドアイが参戦を表明した11月12日以降、好意的な応援メッセージが大半を占めるようになった。

「コロナ禍の今年、国民は我慢を強いられた。言葉は悪いがブラック企業の営業マンのように、ほぼ毎週、全力で走るヨシオに勇気をもらったのでしょう。ヨシオとアーモンドアイが、同じレースに出走するだけで奇跡。世知辛い世相の中、ひた向きに走り続けるヨシオに、自分を重ね合わせている競馬ファンも多いのでは」(スポーツ紙記者)

競馬のカタルシスは、レース中に好きな馬の名前を叫ぶこと。現在、JRAは基本的に無観客で開催しているので、ジャパンカップはテレビの前で応援しよう。

「ダートの短距離が主戦場だから、スタートしてから半分くらいは先頭を走れるハズ。向こう正面くらいまでブッ飛ばして沸かせてほしいね」(競馬ファン)

何はともあれ、頑張れヨシオ!!

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