歌手の氷川きよしが、年内いっぱいをもって「無期限の歌手活動休止」に入ることが、1月21日に所属事務所のホームページで発表された。
「この度、氷川きよしは2022年12月31日をもちまして一旦歌手活動をお休みさせていただくことをご報告申し上げます。これまで氷川きよしを22年間応援してくださったファンの皆様、ご支援くださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます」とした上で、「22年間歌い続け、走り続けて参りました。ここで一旦お休みをいただき、自分を見つめなおし、リフレッシュする時間をつくりたいという本人の意向を尊重しこの様な決断に至りました」と、ファンに説明している。
氷川は、日本コロムビアから2000年2月にシングル『箱根八里の半次郎』でデビュー。NHK紅白歌合戦には、同年から昨年まで22回連続出場し、近年は〝脱演歌路線〟で、アニメからポップスまでカバーしていた。
目の不自由な愛犬の死
「休養の数日前には、バリバリの演歌の新曲『群青の弦』(2月1日発売)のビジュアル写真を公開していました」(レコード会社関係者)
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氷川は、新曲について「ハンデがあって苦しいことがあっても、乗り越えてそこでまた輝いていく、そんな思いにさせる1曲です」とアピール。3タイプのCDを発売し、全タイプの「ボーナストラック」に、〝kii〟名義で作詞した『きみとぼく』を収録しているという。
「この曲は、15年にわたって生活をともにし、昨年2月に死去した目の不自由な愛犬・ココアへの思いを込めたそうです。ここまで一緒に暮らし、大切にしてきた愛犬の死も、今回の活動休止の一因かもしれませんね」(同・関係者)
しかし、取材を進めると、「別の要因」が浮かび上がってきた。
「すでに氷川は、自身の肩書きを『演歌歌手』とすることすら拒絶しているそうです。演歌を歌い続けることを嫌がっているのに、事務所はなんとかして歌わせたい。その〝溝〟が埋められないところにまできてしまったようですね」(芸能記者)
ここ数年の氷川の〝変化〟も影響しているようだ。
「インスタグラムを始めるようになって美意識に目覚め、前面に押し出したいのは〝kii〟としてのキャラだと言われています。ところが、事務所は頑として認めず、メンタルが〝限界突破〟してしまったというのです」(同・記者)
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ラストステージは今年の紅白になると思われるが、それまでの言動も注目される。
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