飯塚オートは施設改修のため、『GⅡオーバルチャンピオンカップ』を最後に当面の間、休催となる。地元選手にとって当分は、地元を走ることができないだけに、このGⅡは相当に気合いを入れて臨むはず。この1月26日からの5日間シリーズを展望したい。
地元をフィーチャーすると、中心は荒尾聡で異論を唱える者はいないはずだ。不動のエースであり、グレード戦線では必ずと言っていいほど優勝争いの中心にいる。地元のグレードとなれば一層、期待が高くなる。近況も「抜群」とまではいかないが、SS王座でもしっかり大みそか決戦へ勝ち上がった。走路状況不問で◎をつけたい。
グレード開催だけに遠征は豪華
対するは有吉辰也。暮れのSS王座決定戦へ進出し、存在感を誇示。試走タイムなどもかつての輝きを取り戻すスピード感を見せており、荒尾とともにシリーズを引っ張ってくれそうだ。
遠征はグレード開催だけに豪華。その中でも地元勢にとって脅威の存在は、黒川京介ではないか。年末のSS王座で大いに名前を売った。ハンデ戦での「追い抜き」にはまだ不安定な要素があるが、スタートとスピードは絶品。短ハンデ戦となれば、その武器がものをいいそうだ。
もちろん、当地を第2の故郷とする鈴木圭一郎も地元勢にとっては強力なライバル。状態もよくオープン戦となれば一層、強みが増すだけにハンデ構成は考慮したい。