お笑い界に新型コロナウイルスのパンデミックが起こった。
1月17日に「東京ホテイソン」のたけるとショーゴがコンビ揃っての感染を発表。同日には「トレンディエンジェル」たかしの感染も発表され、人気芸人たちが次々と濃厚接触者となり、自宅待機を余儀なくされているのだ。
「濃厚接触者となった『マヂカルラブリー』の村上や、『ニューヨーク』の屋敷裕政、『オズワルド』の伊藤俊介などはPCR検査の結果は陰性だったそうですが、当面は活動自粛に追い込まれてしまいました。いま勢いのある芸人たちだけに、もったいない印象です」(芸能記者)
同じく濃厚接触者と判定された『シソンヌ』のじろうは、19日に開催予定だった『チョコレートプラネット』とのユニットライブを中止するなど、各方面に影響が出始めているという。
「若手芸人は、ひな壇などで大人数が共演するほか、〝ルームシェア〟しているケースも多く、感染爆発する環境が整っているんです」(同・記者)
この1週間だけでも、『よゐこ』の濱口優、『ガレッジセール』のゴリ、『アルコ&ピース』の平子祐希、『EXIT』の兼近大樹らの感染が発表されており、対策の施しようがないレベルに達しているのが現状だ。
「テレビ局の基準がわからん」
ネット上では、感染してしまった芸人たちより、テレビ局への批判が高まっている。
《どの番組も密閉されたスタジオでは大人数でマスクをせずに騒いでるのに、風通しの良い野外ではマスクをしたリポーターが1人でロケをする。テレビ局の基準がわからん》
《オミクロンの感染力にくわえ、年末年始のテレビではまるでコロナが終わったかのような近距離マスク無しの放送がたくさんあったので、一般人よりも「接触」とその結果としての感染の機会は多そう》
《スタジオ番組では誰一人マスクをつけていないし、マスクを付けようと呼びかけるニュースキャスターもノーマスク。そして、感染拡大が続く外国の映像を見て「マスク着用していない人が多いですね!」と、どの口が言っているのか。芸人というより、テレビ業界全体の意識の低さが姿を表した一面に過ぎない》
《テレビもこれ以上コロナ危機煽るなら出演者にもマスクさせるくらい徹底すべきだし、今のスタイルを変えないならワイドショーはじめ冷静な報道に徹してほしい》【《》内はすべて原文ママ】
透明のアクリル板の「ついたて」も、エアロゾル感染にはほとんど意味がない。感染防止策〝やってます感〟だけ見せても、視聴者は欺けないということだ。
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