まずは松本潤主演の1月期ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)に出演する松嶋菜々子。最近はテレビやCMなどに数多露出し、トップ女優への返り咲きを狙っている。半ば伝説と化したドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の続編制作にGOサインを出したという。
「『家政婦のミタ』は2011年10月に水曜ドラマ枠で放送され、世帯平均視聴率24.7%、最終回は40%を叩き出した。主人公の『承知しました』『それは業務命令ですか?』などの台詞は当時の流行語にもなった。第2弾制作となれば、さぞや大きな話題になるでしょう」(業界事情通)
ドラマ終了から11年。日テレは松嶋サイドに再三にわたり続編オファーを投げ掛けてきた。これまで続編が実現しなかった理由は、主人公・三田灯のキャラを松嶋が再び受け入れることをシブったからだとされる。
「ミタのイメージがテレビ界で定着することを恐れたためです。加えて、ドラマがあまりに高視聴率を取ってしまい、子供などへの悪影響や道徳観念から否定的な意見が相次いだこと。また、自分の娘たちが学校でイジメに遭わないかと、当時は心配していたそうです」(日テレ関係者)
そんな松嶋が一転、大きな歩み寄りを見せたのだ。きっかけは最新作『となりのチカラ』への出演だった。演出兼脚本は『家政婦のミタ』の脚本を担当した遊川和彦氏だ。
「松嶋は『家政婦のミタ』以来、日テレや遊川作品への出演を見送ってきた。それがいきなりの雪解け。最近の松嶋は『SUPER RICH』(フジテレビ系)や今回の『となりのチカラ』も脇役に甘んじており、ストレスになっていたようです。2人の娘が中学、高校に上がり、手が掛からなくなったことも大きい。また、夫で俳優の反町隆史がテレビ朝日系の『相棒』降板を公表し、しばらくは主夫になることを約束してくれた。2人は本当に仲が良く、互いをフォローする関係なんです。このような条件が揃い『家政婦のミタ』の続編を受けることにしたようです。日テレは10月期の水曜ドラマ枠の編成を検討していますよ」(同・関係者)
篠原と沢尻は官能派女優転身!?
すべてにおいて松嶋と対照的なのが、同い年である篠原涼子だ。昨年7月に夫で俳優の市村正親との離婚を発表。その直後には一部週刊誌で年下の韓流アイドルとの不倫疑惑が報じられ、好感度は急落した。
「本人は一連の報道に対し何の弁明もしなかったため、世間では年上の夫を捨て愛欲に走った不倫妻というイメージが定着してしまった。テレビ界で篠原の名前を出すのは完全タブーになっている。ドラマ地上波の復帰はしばらく無理だと思います」(テレビ制作会社関係者)
そんな篠原が新天地を求め裸一貫、勝負を賭けたのがNetflixオリジナルドラマ『金魚妻』。配信コードギリギリの露出にこだわった濡れ場が話題になっている。
「今後の篠原は官能派女優として、後半生を邁進していく覚悟を決めたようです。配信系なら不倫ウンヌンは関係ない。視聴数を上昇させれば、評価される世界です。ドラマのギャラは地上波の10倍。しばらくは配信界で〝濡れ場の熟女優〟というポジションを独占するでしょう」(ネットメディア記者)
篠原同様、己の肉体を武器に不屈の闘志で芸能界復活を目指しているのが、年女の沢尻エリカ。19年11月に麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴され、翌年2月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が確定している。現在も自宅謹慎を継続中。
「自宅では英会話の習得に必死になっています。日本や海外のドラマ、映画を1000本以上鑑賞し、女優ノートまで作成しているようです」(芸能プロ関係者)
現在、この沢尻を巡っては、2023年末にNetflixのオリジナルドラマに出演する話が進行しているという。当然、あちこちから批判の声が出ることは想定済み。
「誰に何を言われようが、沢尻は意思を貫き通す考えのようです。謹慎期間に自分を見つめ直すと、やはり女優しかできないことに気付いた。迷惑をかけた関係者にも恩返ししたいという思いでいっぱいのようだ。来年の完全復帰に向け、今から準備しないと間に合わない。海外のエージェントとはZOOMなどを駆使し、オーディションをクリアしたそうです」(同・関係者)
上野樹里がライバル視する“寅女優”たち
沢尻と同じ寅年生まれの上野樹里も、再びトップ女優の座を狙って慌ただしく動き出している。4月、TBS系の火曜22時枠のドラマ『持続可能な恋の話をしませんか?』(仮題)でヒロインに挑むのだ。連ドラ主演は20年に放送された『監察医 朝顔 第2シーズン』(フジテレビ系)以来2年ぶり。
「最近の上野は精神的にも落ち着いているが、同い年の人妻女優・北川景子、石原さとみに差をつけられ、内心かなりの危機感を持っている。TBSの火曜22時枠は『私の家政夫ナギサさん』(世帯平均視聴率15.1%)や『逃げるは恥だが役に立つ』(同14.5%)『義母と娘のブルース』(同14.2%)などを生み出した名門枠。ここで結果を出せれば、完全復活も起こり得ますね」(TBS関係者)
ラストを締めくくるのは、ともに20代女優。昨年のNHK紅白歌合戦の司会に抜擢された川口春奈と、昨年10月期ドラマ『ラジエーションハウスⅡ』(フジテレビ系)でヒロインを務めた本田翼だ。川口は総合格闘家の矢地祐介、本田はイケメン研修医との年内結婚が急浮上している。
「川口と本田の事務所関係者は結婚に対し、いい顔はしていない。まだ26歳の川口と29歳の本田に『結婚を焦るな』と言いたいのが本音だろう。しかし、ヘタに止めれば、今度は独立話を言い出しかねない。2人とも数多くのCMを抱える超売れっ子。一昔前と違って、最近は芸能プロダクションと所属タレントは対等な立場にあるから困っている」(広告代理店関係者)
この川口と本田には、共通点が2つある。
「200万人以上の登録者を抱えSNSで稼いでいる。もう1つはドラマや映画など代表作がないこと。もっと女優業に本腰を入れて、人生を賭けるだけの仕事だと気付いてほしいんですが…」(前出の芸能プロ関係者)
何はともあれ、2022年の彼女たちに注目だ。
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