高橋みなみ (C)週刊実話Web
高橋みなみ (C)週刊実話Web

高橋みなみも遂に!? 今夏の参議院議員選挙に浮上するタレント候補の実名と勝算

今夏に行われる参院選を巡り、水面下で与野党の攻防戦が激しさを増している。


【関連】石原良純に自民党が白羽の矢!今夏の参院選候補でザワつく永田町 ほか

与党の自公は改選議員と非改選議員を含め、参院全体で過半数の125議席以上維持を目標としている。一方、野党はそれをどう阻止するか血眼になっている。いずれにせよ、有力新人候補擁立が勝負の鍵となる。政策そっちのけ、またぞろタレント候補発掘に躍起だ。


最新の動向をベテラン国会議員秘書が明かす。


「注目が集まっているのが、箱根駅伝で2年ぶり六度目の総合優勝を成し遂げた青山学院大学の原晋監督です。原監督は青学を『常勝軍団』にするなど人材育成では日本でピカ一の存在。その知名度と教育改革などを期待し、政治家転身を勧める声が高まっているのです。2020年にはマスコミから政界進出への意思を問われると、『総理にしてくれるとでもいうの』と逆質問し、さらに『政治は人から求められてなんぼ。だから声を掛けられれば考えるが、いま私にそんな声はゼロです』と答え、マスコミを煙に巻いていました」


17年の安倍政権時代、原監督は自民党大会に招かれオリンピアン座談会のMCを引き受けるなど、同党とはパイプがある。そのため出馬するなら自民党が有力視されている。


「自民党は19年の参院選でも出馬に向け原監督に働きかけたと聞く。しかし、その年、青学は箱根で5連覇がかかっていたが、東海大学に優勝をさらわれた。原監督は中途半端な政界進出を潔しとしなかったため、出馬話は立ち消えになった。だが、今年は昨年優勝の駒澤大学に雪辱を果たした上、大会新記録での圧勝。政界転身を考えているなら、3月で55歳になることを合わせればタイミングもバッチリだ」(自民党関係者)

石原良純に政界進出待望論

原監督と共に自民党がなんとしてでも担ぎ上げたいのが、タレントで気象予報士の石原良純だ。

「長嶋一茂、高嶋ちさ子と共演するバラエティー番組『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)で高視聴率を叩き出すなど人気タレントになった。しかも、石原慎太郎元都知事の次男とくれば、政界進出への待望論は当然出てくる」(同・関係者)


待望論の背景はある。石原家の長男である石原伸晃氏が昨年10月末に行われた総選挙で落選、政界引退が囁かれているからだ。


「石原元都知事が築いた保守本流に対しての期待は高い。その意味でも良純氏に石原ブランドを引き継いでほしい」(同)


もう1人、自民党候補として取り沙汰されているのが昨年引退した元北海道日本ハムファイターズの〝ハンカチ王子〟こと斎藤佑樹だ。彼はプロ入りする前の09年、早稲田摂陵中学・高校で講演した際、「野球人生後、将来は政治家になりたいと思っている」と話しているのだ。


「今後の進路として政界に身を投じるのは選択肢の1つでしょう。プロ野球選手を引退した今なら失うものは何もない。最近、一部の自民関係者が政界進出の有無を確認したら〝当面、政界進出はしない〟と断言したというが、それは表向きのポーズ。引退後、即会社を立ち上げ、故郷である群馬県太田市で行われたイベントに参加するなどの活発な動きを見ると、参院選出馬の可能性は捨てきれない」(全国紙政治担当記者)


他に自民党候補として名前が挙がっているのが、昨年の総選挙で宮城5区から出馬し落選したタレントの森下千里だ。落選直後から辻立ちをしており、参院選出馬が濃厚だ。

与野党が“綱引き”する元スーパーアイドル

「自民党のタレント候補はまだいます。衆参どちらの選挙でも必ず浮上するのが竹下登元首相の孫でタレントのDAIGO、そして貴乃花元親方です。DAIGOは大叔父の竹下亘元復興相が昨年9月に死去した後の衆院選出馬が注目されたが、動かなかった。妻の北川景子と共に参院選への動向がマークされている。貴乃花元親方も前回19年の参院選に引き続き名前が挙がっています」(政治アナリスト)

昨年の総選挙で敗北した野党第1党の立憲民主党から有力なタレント候補は出ないのか。


「前回の参院選比例区で出馬するも、惜敗した元『モーニング娘。』の市井紗耶香が再チャレンジするようです。さらに、四国の愛媛選挙区からは新居浜市出身のタレント・高見知佳が4選を目指す自民党の山本順三参院予算委員長に挑戦する案が浮上しています」(政界関係者)


また、与野党が激しい綱引きをしているタレント候補もいる。


「元『AKB48』の高橋みなみです。1月6日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演した高橋は、過去にAKB総合プロデューサーの秋元康氏から『後援会長するから選挙に出ろ』と言われたことや、政治評論家の田原総一朗氏からも出馬を勧められたことを自ら暴露していました。高橋本人は『その気はない』と否定していたが、自民や立憲内では〝三原じゅん子並みに大化けする可能性がある〟として、説得に動き出す気配です」(前出・政治担当記者)


参院選は7月予定。与野党とも党勢拡大を目指し、タレント候補擁立の動きを活発化させている。