昨年は大みそかの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)が休止になったことで、『第72回NHK紅白歌合戦』は一人勝ちと予想されていた。しかし、フタを開けてみれば平均世帯視聴率34.3%(第2部)で歴代最低を記録。〝紅白打ち切り説〟まで飛び交っている。
「民放の中では11年連続で視聴率トップだった日テレの〝ガキの使い〟特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』が、昨年は諸般の事情で見送られました。代わって『笑って年越したい!笑う大晦日』が放送されましたが、視聴率は7.2%と前年から10ポイント以上もダウン。紅白は紅白で歴代最低の視聴率。高齢者を無視した紅白は〝打ち切った方がいい〟という声が、NHK局内からも上がっています」(スポーツ紙記者)
ちなみに民放1位は『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』(テレビ朝日系)の12.1%で、有名演歌歌手が多く出演した『年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)は、8.3%と前年から0.9ポイントアップした。
長寿番組『ガッテン!』『生活笑百科』も…
『年忘れにっぽんの歌』とは正反対に、紅白は演歌枠が減少傾向にある。昨年は演歌歌手が男女ともに4~5組。演歌以外では白組が、ジャニーズ所属アイドルだけで5組。紅組は若い世代に人気のある女性歌手やアイドルグループが、半数近くを占めた。
「NHKはM1層やF1層(20~34歳の男女)を意識したようですが、紅白を支えている視聴者は結局、高年齢層なのです。昭和演歌や昭和フォークもブームになっている。時代のニーズに合った歌が聞けなければ、紅白なんて見ませんよ」(音楽ライター)
一昨年1月にNHK会長に就任した前田晃伸氏は、マンネリ打破のため長寿番組『ガッテン!』や『バラエティー生活笑百科』の打ち切りを決めたとされる。
「前田会長は紅白についても提言していましたからね。彼の任期は2023年1月まで。紅白の過去ワースト視聴率を前に、大ナタを振るうかもしれませんよ」(元NHK音楽スタッフ)
紅白終了、ガッテン?
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