「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web
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さくら水産のランチが仰天の様変わり!~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

『さくら水産』といえば、アジやホッケ、サバなど旬の魚を使った魚料理に、みそ汁とお新香、卵が付いたワンコイン(500円/税込み、以下同)の『日替わり定食』がウリだったが、諸事情で数年前から採算が合わなくなっていた。


【関連】10年間で3000店消滅…町の本屋の大逆襲~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 ほか「そこで、メニュー改革の中心に据えたのが『活魚定食』です。価格は1280円からと、ビジネスマンの昼飯としては高めの設定でしたが、店頭の水槽から選んだ魚をその場でさばき、刺し身や天ぷら、焼き魚、煮魚など、客の好みに応じて定食にしてくれる。新型コロナ禍以降、活魚定食がランチの目玉となったのです」(グルメライター)

平均客単価も200円~300円ほどアップ!

活魚定食に引っ張られ、1食780円~980円の海鮮丼も売れるようになった。活魚定食を始めて約1年、今やランチの客数と売り上げは、コロナ禍前の2019年を上回る。平均客単価も200円~300円ほど上がった。

活魚定食の提供は東京・西新宿の店舗や海産物居酒屋『さくら水産 イオン新浦安店』(千葉県浦安市)など少数だが、安さだけではなく、価格に見合う価値、体験ができるか否かが、客の財布のヒモを緩めさせることを教えてくれた。