フジテレビの早期退職の〝特別加算金〟が1億円であることが分かり、ネット上で驚きの声が上がっている。
フジテレビは1月から『ネクストキャリア支援希望退職制度』と名付け、満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員に早期退職を呼び掛けている。対象者は500人ほどいるといい、希望する者には特別加算金1億円を支払うというのだが…。
《1億円もらえて、さらに再就職を斡旋してくれるんだろ? マジでうらやましいな~》
《氷河期世代からするとあまりにもうらやましい条件ですね。窓際でやることない社員にとっては最高の条件でしょうな》
《これだけの加算金があれば早期退職は十分アリだと思う。もはや定年まで働く時代じゃないしね》
《中小企業に勤めている自分からしたら、ちょっと信じられないくらいの好待遇。これも格差か…》
ネット上には、そんな多くの妬みの声が投げつけられていた。
高額給料の高齢社員が経営を圧迫!?
「かつては民放の首位に君臨していたフジテレビですが、近年は4位が定位置となり、業界内ではテレビ東京に抜かれるのではないかと、まことしやかに囁かれています。高額な給料の高齢社員が多く、業績の悪化した現在、かなり経営を圧迫しているようですね。最近は早期退職を促す会社も多いですが、再就職の斡旋をしてくれて、さらに1億円の特別加算金をくれるというのですから、かなりいい条件と言っていいでしょう。2017年に早期退職者を募集したときは、7000万円の特別加算金で10名ほどが応じたといいます。今回はそのとき以上の人数が応じるのは間違いないでしょう」(業界関係者)
中小企業に勤務するサラリーマンにとっては、まさに夢のような好条件だが、一方で、人生100年時代といわれる中、その半分の50歳で高待遇の職場を去るのはかなりリスキーとも言える。中には退職後、テレビ局に勤務していたキャリアを生かせない人も出てきそうだが…。
いずれにしても、業績不振をリストラで乗り切るだけでは、フジテレビの未来は決して明るいとは言えないだろう。抜本的な改革が求められている。
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