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RIZIN八百長問題でシバターが久保優太を説教!? “ネタ”に「まんまと引っかかった」

(画像)Roman Samborskyi / shutterstock

大みそかに行われた格闘技イベント『RIZIN.33』で、ユーチューバーで格闘家のシバターが、元K-1王者・久保優太に1ラウンド94秒、腕十字で一本勝ちした試合をめぐる八百長疑惑。一向に騒動が収まる気配がない中、当事者の2人が1月4日までに、それぞれのYouTubeに動画を投稿した。

「そもそもの発端は、試合後に久保が不満そうな表情を浮かべ、SNSに意味深な書き込みをしたことでした。その後、シバターが久保に持ちかけたLINEのやりとり、いわゆる〝台本〟のスクリーンショットが拡散。シバターは《1R目は軽く流してほしい、(YouTuberの)てんちむにラウンドガールを頼んでいる関係上、てんちむを1R後のラウンドガールで出し、2Rは本気で行こう》と提案し、それを久保が〝了承〟したという内容でした」(格闘技ライター)

完全にシバターの作戦勝ち

久保は、1月4日に配信した動画で「今回は情けない話ではあるんですけど、シバターさんの陽動作戦というか、SNSやお電話を通じて100%の気持ちを作れずにリングに上がったことが原因だったとは思ってます」と説明。現役続行するかどうかも悩んでいるとした上で、RIZINサイドは無関係であることを主張して正座で謝罪した。

「久保についているスポンサーが激怒。久保は釈明、謝罪せざるを得なくなったんです。顔見知りの選手同士が戦うことも多いため、『お互いにがんばろう』ぐらいのエールの交換なら分かるが、ここまで露骨な内容を提示され、それを受けてしまったら完全な八百長と言われても仕方ない。まったく言い逃れできませんよ」(同・ライター)

一方のシバターは、台本を持ちかけたのはユーチューバー特有の〝ネタ〟だったと主張。動画で「そんなものに、まんまと引っかかって、なんで負けてるんだよ」と涙ながらに諭し、「台本があったことをお前が発信したら、K-1チャンピオンであるお前が、その台本をのんだってことを認めることになるんだぞ。これからどうするんだ? 一度台本を飲んだ格闘家、もうどこの団体も使ってくれないぞ」と指摘。久保に引退を勧告し、自身も活動しているパチンコ系ユーチューバーへの転身を勧めたのだ。

「完全にシバターの作戦勝ち。久保はすっかり踊らされてしまった。結果的に、事情を知らない久保のセコンドが試合を止めてしまったが、事前に自分の陣営に説明しておかなかった久保に責任がある。2人とも、このまま格闘技界から永久追放されてもおかしくない」(同・ライター)

RIZIN側も、何らかの「処分」をしなければ、フジテレビやスポンサーが黙ってないだろう。

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