元旦のスポーツ紙で〝結婚スクープ〟が報じられるはずだった女優の神田沙也加さん(享年35)が昨年末、宿泊先のホテルから転落死した。ミュージカル『マイ・フェア・レディ』出演のため札幌に滞在していた。
「沙也加さんの死については、いろいろな臆測が飛び交いました。スポーツ紙が結婚相手としてマークしていた『マイ・フェア・レディ』共演者の前山剛久とケンカしたという情報もありますが、遺書がなかったことから真相は藪の中です」(スポーツ紙記者)
突然の娘の死に、父親の神田正輝と母親の松田聖子は憔悴しきった様子だったが、葬儀後にそろって報道陣の前に姿を見せ、コメントするなど気丈な対応をして見せた。
「聖子と沙也加さんは仲むつまじい〝一卵性母娘〟といわれていましたが、実際は愛憎相半ばする複雑な関係でした。母親として自覚が足りない聖子の奔放な生き方が、沙也加さんの人格形成に影響を与えたことは業界では周知の事実です」(聖子をデビューから知る元事務所関係者)
互いに反目…修復不可能な域に
聖子は1997年に神田と離婚。翌年、6歳年下の歯科医師と電撃結婚したが、それも束の間、2000年にスピード離婚。12年、これまた別の歯科医師と再々婚した。
一方、2人の間に生まれた沙也加さんは、01年に『SAYAKA』の芸名で芸能活動を開始。翌年、歌手デビューした。
「駆け出しのころ、若手俳優の石垣佑磨やギタリストの北野正人らとの熱愛がウワサされましたが、聖子の大反対に遭って破局。以降、交際を巡って母娘の溝はより深まっていきました」(同)
聖子は娘の交際相手、沙也加さんは母親の男関係と、お互い反目し合い、修復不可能な域に達していた。
聖子同様、恋多き女として浮名を流してきた沙也加さんは、17年に俳優の村田充と結婚したが、子供が欲しい村田との意見の食い違いで2年後に離婚した。
「聖子は村田との結婚にも反対しており、音信不通の絶縁状態は続いていた。前山との関係も知らなかったはず」(夕刊紙記者)
悲痛な別れとなった。
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